たまのお仕事、前後にパトロール?(10/18,19)
2008年 10月 20日
山歩き。しばらくぶりのコースの様子を見に行った。
土曜は、博物園から装束場を往復するつもりで出かけたが、姥沢に行く知人
がいたので、姥ヶ岳から稜線の眺めも楽しもうかい、と予定変更。
しかし、天気はよいのだが、遠くの山はぼおと霞み、鳥海なんてかけらも見え
ず、知人も撮影のあてがはずれてがっかり。
いえ、さわやかな秋晴れで、気持ちはいいんです。ただ、すきっと山並みが
見えない・・・
装束場あたりの紅葉がいい頃ではと思っていたが、既に終了。例年より
早いよなぁ。でも、さらに下るといい色になってきた。
テンの糞が3回分?4回分?ネズミ食ったのや、アケビかなにか食べたの、
鳥食ったの・・・で、先日クマの糞に入っていたのと同じ緑色の謎の物体入
のも。枝でつついたくらいでは壊れない、丈夫なもの。さすがに手でいじく
るまではせず、謎のまま。それにしても、丸飲みかよ・・・クマならともかく、
テンの体格にしたら、けっこう大きいのに。
型は小ぶりだが、イワナが集っておりました。うまそー(笑)
ホウキタケの類?きれいだ。
一泊お仕事は、日曜の11時頃終了して、とりあえず博物園へ。
こないだの謎の幼虫は、その後変化なし。種がわからないので、なにで
越冬するかもわからんし、そろそろ森に戻したほうがよかろうか?
昼から清水コースを登って、姥沢から大門海経由で博物園に戻る予定
で出発。
ナメコ数箇所あったけれど、みんな小粒で、からからに乾ききっている。
ずっと乾燥していて、大きくなれないみたい。最初だけ少し取ってしまった
が、小さいのしかないから、後の方は水やりして通過(笑)
謎の緑色の物体に、今一番近いと思われるのは、ホオの芽。一個手で
皮をむいてみたが、けっこう硬い。中の葉をかじってみても、硬い。これ
じゃ消化しないわけだよ。でも、素通りなのになんで食べる?おいしいの
か?ホオの実は、クマがよく食べると聞いたが・・・香りがいいのかい?
それにしても、テンはよくあのサイズで、これを丸呑みするものだ。
雪の季節にはよく来るのに、夏場めったに会わない一本ブナ。
落ち葉の上に、ブナの殻斗がのぞいていると、つい落ち葉をかきわけて
チェック。今年は凶作らしく、ぽつりぽつりしか実が落ちていない。しかも、
スカ多し。クマは大変だなぁ。
実つきのよい木を見つければ、殻が開かないうちは木に登って効率よく
食べられただろうが、もう地面にバラバラ落ちてしまい、この密度では
まったく腹の足しにならないだろう。がんばれクマ!里に下ると撃たれて
しまうから、なんとか山でがんばれよ。
と、クマを案じながら歩いていると、時折獣臭いにおいがぷーん。
案の定、クマ棚と爪痕発見。こ、これはすごい!
思わず、「どんなクマだよ!」とつぶやく。
クマの爪痕、数十例見たけれど、今までで一番太く、深く、長い爪痕。
登りの爪痕の爪と爪の間隔も広い。こりゃ大物だ。大きいオスのクマは、
重すぎて木登りが得意ではないと聞くが、確かにこのめちゃくちゃ長い
爪痕はへたくそさを物語っている。
一時よくテレビに出ていた、デューク○○さんぽい?
ブナの実を地道に広い、それとなくキノコも探すが、いっぱいあるのは
食えないニガクリタケばかり。ナメコは取るに忍びないちびっこばかり。
と、いいのがあったー!
うまそうなブナシメジ。ちょっとしかないけれど、ま、一人分には十分さ。
もうちっとで姥沢というあたりで、別行動していた相棒から、よかったら
姥沢から車に乗ってく?とメールが。大門海経由で歩いて下るつもりだ
ったけれど、既に3時半。確かに小走りしないと暗くなっちゃうかもの時間
か?どのみち、じっくり観察しながら下る余裕がないので、乗せてもらう
ことに・・・昨日といい、今日といい、予定の半分しか歩かず軟弱ですが、
いいんです、気分よく山を楽しめれば。
ちょっとずつだけれど、収穫もあったし。
もりの匂いがぷんぷんしそうです。
さわさわ葉の音風の音聞きたいな・・・
ブレーキが(心に)かかって。
一人もつまんないんで孫を誘って里山に行ってきました。
里はまだまだねえ。月山の紅葉もう少し眺めたかったなあ・・。
きのこ結構採れましたね。キノコご飯も美味しそう。
ブナの実でブナ飯が作れるの御存知ですか?
剥いたブナの実とお酒と塩で炊くとお赤飯みたいですすよ。
しかし、熊と真正面から向き合っているんですねえ。
さすがですねえ、学ぶものがあります。
というか足元にも及びません。
人間、自分の興味のあるものにだけ反応するわけで、子どもの頃から生き物が好きなんです。
ブナの実、いつもそのまま食べてしまいます。一度、バレンタインの義理チョコにブナ入りチョコにしたことがありますが。
ブナの実ごはん、今度試してみます。古代米もちょぺっと入れると、より赤飯ぽくなるかなぁ。