2/7 Palo Alto and Ano Nuevo
2008年 02月 15日
朝8時ちょうどにDennisとGeorge着。Georgeは、おいらと入れ替わりで
今夜ここに泊めてもらうのだ。

Dennisはメールチェックと仕事の電話があるということで、しばらく待ち、
9時頃出発。まずはDennisがお勧めのPalo Altoへ。
ここは、西海岸南部と東海岸南部の沿岸部にしかいないClapper Rail
(オニクイナ)が生息している貴重な湿地。しかし、めったに藪から出てこない
鳥なので、見るのは厳しい。早朝か満潮時にしかチャンスはないという。
昼過ぎに満潮になりそうなのだが、おいらがAno Nuevo State Reserve
でゾウアザラシが見たいとリクエストしていたため、あまり時間なし。
この時期、ゾウアザラシの保護と人間の安全確保のため、保護区には
レンジャーと同行しないと入れないので、予約の電話をしてもらったら、
今日の午後2時のガイド・ウォークにしか空きがないといわれた。
昼まで小一時間粘ってみるが、やはりClapper Railは見られなかった。
でも、鳥はたくさんいて、楽しい場所だった。


シャッ、シャッと反り返った嘴ですばやく表面をかすめるように採餌する
American Avoset(アメリカソリハシセイタカシギ)。
朝作ったクリームチーズのサンドイッチを二人で分けてかじりながら移動。
1時45分必着と言われていたので、やや焦ったが5分前に到着。
スタートは2時なので、ビデオを見るよう薦められる。小さなショップもあり、
ゾウアザラシの絵葉書とか本とか見たかったのだが、帰りに見ればいい
かとビデオ見ていたら、帰りには閉まっていたよ・・・

おお、いっぱいいるようだ。わくわくします。でも、日付明日になってる?
weanersというのは、離乳したと言う意味。ゾウアザラシは、乳脂肪54%
という驚異の高カロリー乳で一気に大きくなり、生後一ヶ月くらいで置き去り
にされてしまうのだ。

赤い服の人が、今日案内してくれるレンジャー。今まで一度も人身事故が
ないのがなぜかわかるかい?それは、おれがついているからさ!だって。

ラッコの毛皮。最高級のうるとら柔らかく暖かい毛皮のため、かつては
乱獲されて絶滅しそうだった。
レンジャーの指示に従い、なるべく一塊になって静かに歩くよう注意されて
出発。地理や歴史的経緯の説明などもしながらゆっくりと。

そして、いよいよ、巨大なゾウアザラシのいる砂浜に突入。


メスと子供は海辺にかたまっているが、戦いに敗れてハーレムを作れなか
ったオスは、あっちこっちにどでーんと寝転んでいる。
体長4m。体重2トン以上。でかいっ! 刺激しなければ大丈夫だが、いざ突進
するとけっこう速く、ふみつぶされたら命はないので、10m以上の距離を保ち、
目をあけてこちらを見るようだと、静かに立ち去るようレンジャーが促す。
あっちにごろり、こっちにごろりしている巨体のオスのわきをそーっと通り
抜ける。爆睡中のときは、近くでじっくり観察。息が長いので、水溜りにどっ
ぷり半身つかって、顔は水中のまま寝ているやつもいる。

うようよいます。壮観です。

ときどき、むっくり起きて吼えております。オスとメスではものすごい体格差。


真っ黒な赤ん坊は、超・高脂肪乳を飲んで、ぐんぐん大きくなり、一ヶ月くら
いで置き去りにされてからは、蓄えた体脂肪で泳ぎの練習。自分の力だけで
生きていくんだね。
今はひたすらごろごろしているメスたちも、出産と毛変わりのとき以外は海で
ひたすら潜って過ごし、80から90%は水中で過ごすのだという。
深海まで潜水し、一時間くらい潜っていられる驚異の能力だ。潜ったり浮上しな
がら睡眠もとってしまう。もちろん、誰も見た人はいないが、発信機から得る
データからわかったこと。人間ならぺちゃんこになってしまう水圧、低体温で
死んでしまう冷たい深海に適応した、すばらしい能力を持つ生き物なのだ。
ほんとにすごいのだよ、ゾウアザラシって。
いっしょに歩いたグループに日本に来たことのある青年がいて、少し話したら、
秋田に行ったという。東北に来る外国人はあまり多くない、しかも一月に秋田
に行ったというから珍しい。覚えた日本語が「すごい、さむい(笑)」
まわりにはカッショクペリカンがたんといて、壮観だった。
白くてきれいなWhite-tailed Kite(カタグロトビ)も見られた。草原でホバリ
ングしていた。エレガントで、日本の地味なトビとは大違い。
この後、Yosemiteに行く途中で泊まる予定だったが、ラッコとクジラへの
想い捨てがたく、Montereyに寄れないかと提案。その分、Yosemiteに
着く時間が遅くなるが、今回はおいらのための旅だから、行きたいなら
行こうとDennisが言ってくれた。じーん・・・

途中一度夕焼けストップしただけで、道を急いだが、地図での見た目より
時間がかかり、7時過ぎにMonterey着。とりあえず夕食・・・と思ったらまた
寿司屋。なにごとも経験と、寿司を食べてみましたが、しゃりが異常に小さく
て、わさびは別添え。そして酢飯ではなく、ふつうのごはん。
酢飯でないのがいただけないが、味噌汁とサラダがつき、ほうじ茶も出してく
れたから許す。(アリゾナの寿司屋はちゃんと酢飯だったけどな)
Dennisは寿司と天ぷらにソルティ・ドッグ?一口だけなめさせてもらったら、
超甘かったけど、テキーラにライム搾ったやつなんですと。グラスのふちに
塩。こんな甘い飲み物と寿司と天ぷら・・・やっぱアメリカ人だね。

Dennisが知っているホテルは満室だったので、地球の歩き方にあった、
Sea breezed Inn and Lodgeというのが比較的安かったので
電話したら空室あったので、そこにお泊り。こういうモーテルには必ず
アイロンとアイロン台が置いてある。ビジネスマンへの心配りか。
Ano Nuevoに興味のある方は↓
http://www.parks.ca.gov/?page_id=523
今夜ここに泊めてもらうのだ。

Dennisはメールチェックと仕事の電話があるということで、しばらく待ち、
9時頃出発。まずはDennisがお勧めのPalo Altoへ。
ここは、西海岸南部と東海岸南部の沿岸部にしかいないClapper Rail
(オニクイナ)が生息している貴重な湿地。しかし、めったに藪から出てこない
鳥なので、見るのは厳しい。早朝か満潮時にしかチャンスはないという。
昼過ぎに満潮になりそうなのだが、おいらがAno Nuevo State Reserve
でゾウアザラシが見たいとリクエストしていたため、あまり時間なし。
この時期、ゾウアザラシの保護と人間の安全確保のため、保護区には
レンジャーと同行しないと入れないので、予約の電話をしてもらったら、
今日の午後2時のガイド・ウォークにしか空きがないといわれた。
昼まで小一時間粘ってみるが、やはりClapper Railは見られなかった。
でも、鳥はたくさんいて、楽しい場所だった。


シャッ、シャッと反り返った嘴ですばやく表面をかすめるように採餌する
American Avoset(アメリカソリハシセイタカシギ)。
朝作ったクリームチーズのサンドイッチを二人で分けてかじりながら移動。
1時45分必着と言われていたので、やや焦ったが5分前に到着。
スタートは2時なので、ビデオを見るよう薦められる。小さなショップもあり、
ゾウアザラシの絵葉書とか本とか見たかったのだが、帰りに見ればいい
かとビデオ見ていたら、帰りには閉まっていたよ・・・

おお、いっぱいいるようだ。わくわくします。でも、日付明日になってる?
weanersというのは、離乳したと言う意味。ゾウアザラシは、乳脂肪54%
という驚異の高カロリー乳で一気に大きくなり、生後一ヶ月くらいで置き去り
にされてしまうのだ。

赤い服の人が、今日案内してくれるレンジャー。今まで一度も人身事故が
ないのがなぜかわかるかい?それは、おれがついているからさ!だって。

ラッコの毛皮。最高級のうるとら柔らかく暖かい毛皮のため、かつては
乱獲されて絶滅しそうだった。
レンジャーの指示に従い、なるべく一塊になって静かに歩くよう注意されて
出発。地理や歴史的経緯の説明などもしながらゆっくりと。

そして、いよいよ、巨大なゾウアザラシのいる砂浜に突入。


メスと子供は海辺にかたまっているが、戦いに敗れてハーレムを作れなか
ったオスは、あっちこっちにどでーんと寝転んでいる。
体長4m。体重2トン以上。でかいっ! 刺激しなければ大丈夫だが、いざ突進
するとけっこう速く、ふみつぶされたら命はないので、10m以上の距離を保ち、
目をあけてこちらを見るようだと、静かに立ち去るようレンジャーが促す。
あっちにごろり、こっちにごろりしている巨体のオスのわきをそーっと通り
抜ける。爆睡中のときは、近くでじっくり観察。息が長いので、水溜りにどっ
ぷり半身つかって、顔は水中のまま寝ているやつもいる。

うようよいます。壮観です。

ときどき、むっくり起きて吼えております。オスとメスではものすごい体格差。


真っ黒な赤ん坊は、超・高脂肪乳を飲んで、ぐんぐん大きくなり、一ヶ月くら
いで置き去りにされてからは、蓄えた体脂肪で泳ぎの練習。自分の力だけで
生きていくんだね。
今はひたすらごろごろしているメスたちも、出産と毛変わりのとき以外は海で
ひたすら潜って過ごし、80から90%は水中で過ごすのだという。
深海まで潜水し、一時間くらい潜っていられる驚異の能力だ。潜ったり浮上しな
がら睡眠もとってしまう。もちろん、誰も見た人はいないが、発信機から得る
データからわかったこと。人間ならぺちゃんこになってしまう水圧、低体温で
死んでしまう冷たい深海に適応した、すばらしい能力を持つ生き物なのだ。
ほんとにすごいのだよ、ゾウアザラシって。
いっしょに歩いたグループに日本に来たことのある青年がいて、少し話したら、
秋田に行ったという。東北に来る外国人はあまり多くない、しかも一月に秋田
に行ったというから珍しい。覚えた日本語が「すごい、さむい(笑)」
まわりにはカッショクペリカンがたんといて、壮観だった。
白くてきれいなWhite-tailed Kite(カタグロトビ)も見られた。草原でホバリ
ングしていた。エレガントで、日本の地味なトビとは大違い。
この後、Yosemiteに行く途中で泊まる予定だったが、ラッコとクジラへの
想い捨てがたく、Montereyに寄れないかと提案。その分、Yosemiteに
着く時間が遅くなるが、今回はおいらのための旅だから、行きたいなら
行こうとDennisが言ってくれた。じーん・・・

途中一度夕焼けストップしただけで、道を急いだが、地図での見た目より
時間がかかり、7時過ぎにMonterey着。とりあえず夕食・・・と思ったらまた
寿司屋。なにごとも経験と、寿司を食べてみましたが、しゃりが異常に小さく
て、わさびは別添え。そして酢飯ではなく、ふつうのごはん。
酢飯でないのがいただけないが、味噌汁とサラダがつき、ほうじ茶も出してく
れたから許す。(アリゾナの寿司屋はちゃんと酢飯だったけどな)
Dennisは寿司と天ぷらにソルティ・ドッグ?一口だけなめさせてもらったら、
超甘かったけど、テキーラにライム搾ったやつなんですと。グラスのふちに
塩。こんな甘い飲み物と寿司と天ぷら・・・やっぱアメリカ人だね。

Dennisが知っているホテルは満室だったので、地球の歩き方にあった、
Sea breezed Inn and Lodgeというのが比較的安かったので
電話したら空室あったので、そこにお泊り。こういうモーテルには必ず
アイロンとアイロン台が置いてある。ビジネスマンへの心配りか。
Ano Nuevoに興味のある方は↓
http://www.parks.ca.gov/?page_id=523
by akanezumi1984
| 2008-02-15 11:10
| California
|
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