ただいま

今日は、映画祭の受賞作の上映がありますが、友人の山形滞在も今日が
最終日。月山にも行ってみたいというので、なんだかひさしぶりにお山へ。

あいにく、ガスがかかって真っ白ですが、ときおりガスの晴れ間にすーっと、
美しい紅葉の景色が広がり、二人して歓声をあげた。

チングルマも赤く染まった。
友人は、山が初めて。おいらも膝がまだ心配なので、登りは姥沢からリフト
使用。視界も悪いし、山頂はもう紅葉が終わっているので、牛首までしか
行かずに、帰りは下道でリフト使わずに姥沢小屋裏へ。
シーズン・オフ間近で、神様・仏様は登山道のロープをはずす仕事をしてい
た。しばらくぶりに会ったら
「さっぱり月山さ来ねがったな。今月初めてだべ？」
「海外さでも行ったなんねがって、ゆってだった」
と言われた。月山に二週間顔を出さないと、なにかあったのかと思われてし
まう、おいらです。

派手な色はなくても、こんがり狐色の草原も好きだな。
さーっとガスが晴れて、美しい景色が見えたと思うと、また灰色のガスが
押し寄せて隠してしまう。でも、ずっと見えっぱなしのときよりも、ときおり
すーと見えてくるほうが、感動が大きいかもしれない。
初めての山なのに、寒いし、白くてなんにも見えない時間も多かったけれ
ど、きれいだ！と、友人は喜んでくれたよう。天気悪くても行ってよかったね。

いかにも錦秋という感じの、色とりどり紅葉・黄葉地帯もきれいだが、緑に
ぽつりとある赤もなかなか。

帰りにNCに寄ったら、お殿様に会った。
「月山がきれいなときに、どこをほっつき歩いていた」と、お怒りだ。
いやいや、今日も十分きれいでした。それに出かけたさきで拾い物をしてきた
ので・・・と、友人を紹介すると、「うむ。それならいい。」と・・・
殿は、自分の大好きな月山にはるばる遠くから訪ねてくれた人を前にすると、
ご満悦である。