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気がつくといつもここにいる・月山依存症末期患者の日記


by akanezumi1984
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アラスカ日記・6/30後編

無事、アラスカ大学でN氏と合流。勝手に構内に入ってトイレを拝借。
いくら土曜とはいえ、誰もいない・・・人っ子一人いないってどういうこと?
構内にワタリガラスのモニュメント。トーテムポールもあった。
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歩いてOak Bayのレンタルカヤック屋に行き、シーカヤック2人艇と
長靴、ライジャケ等の装備一式を借り、氷河湖まで送ってもらう。
女性店員さんが、転覆したときの対処のしかたや、氷河湖の危険箇所など、丁寧に教えてくれた。ライジャケつけてるからおぼれる心配はないが、水温が低いので、落ちたらすぐはいあがらないと低体温症になってしまうので、なにしろひっくりかえらないようにしなくちゃ。
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シーカヤックなので舵付き。後部シートのN氏が舵取りしてくれるので、ただこぐだけでよい。すいすいと氷河に迫っていく。わくわくするねー。
岸伝いに進み、上陸できそうなところを探していると、先に上陸した人たちあり。けっこう無理やり上がった?
一箇所だけ、ほんのちょびっと隙間のあいた岩場に舳先をつっこみ、上陸。こういうとき2人艇だとお互い楽だぁ!
長靴はけっこう岩場歩きに適しているね。グリップききます。探検気分で上陸、岩場を登って氷河に迫ると、ほんのはしっこの小さなかけらも、こんなに大きいものだった。
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氷河上を少し歩きたいと思ったが、よほど平坦なところでないと、アイゼンがなく危ないので、すぐに降りた。氷河の縁を歩いていて、氷の洞窟を見つけた。
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足下は岩なので歩いて入れるぞ。
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ぽたぽたとしずくの垂れる氷の洞窟内部に入ると、そこは蒼い蒼い世界。
息を飲む美しさだった。
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何万年前の氷なのだろうか?宇宙から見た地球の蒼さのような、深い海の蒼さのような。
氷なのに、不思議に冷たい感じがしないのはなぜ?
旅の最後に、こんなにも美しいものに出会えるなんて・・・
N氏に感謝。カヤックに誘っていただかなかったら、これを知らずに帰るところだった。
カヤックに戻り、氷河湖を一周。滝に迫ったり、氷河の切れ端に迫ったり。
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崩れ落ち、湖にぷかぷか漂うIcebergはどんどん融けて形が変わっていく。
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これは、イザリウオみたい。
帰るのが惜しくて、ぎりぎりまで氷河湖を漂う。
でも帰らなくては。ピックアップ時間の5分前に岸にこぎ寄せると、ちょうど迎えの人が来てくれたところで、笑顔で迎えてくれた。
バス停前で降ろしてもらい、バスでダウンタウンへ。空港からホステルまでのタクシーをシェアしたイスラエル人のNaimも昨日おいらが乗ったバス停から乗って来た。ホステルには年配の人や家族連れが多く、ひたすら歩きまわっているのは、この三人。
ホステルに戻り、夕食の前にchoreの部屋の掃除機かけを済ます。choreは普通翌日出発までに済ますのだが、明日は早朝に出かけるので、今日のうちにやっとかなくてはいけないのだ。
キッチンでドイツ人のおじさんとお話。なんだかとても山の話に詳しくて、おもしろい話をたくさんしてくれた。鳥好きと知って、Naimからイスラエルに鳥見に来るといいよと言われた。確かに渡り鳥の集結地で有名(鳥屋には)だ。鳥の調査の手伝いのボランティアというのもあるそうだ。うーむ、おもしろそうです。
ああ、せめてもう一泊したい感じですが、もう最後の夜だ・・・
Commented by ゆきしろ若 at 2007-07-10 08:43 x
氷の洞窟凄すぎる!氷というより宝石のような。
ブルートパーズみたいな色に見えますが・・・
実に素晴らしいですね!びっくりです。
Commented by akanezumi1984 at 2007-07-10 10:06
事前情報なしで見つけたので、本当にびっくりしました。
入り口付近は淡い色で、奥に進むに従い青さが深まり、感動と
興奮でした。
でも、冬から春の、貴重な快晴の日の姥や湯殿山から見る、
真っ青な空に浮かぶ真っ白な山々の景色も、何度見ても
美しくて感動しますよー。
あと、森を歩いていて、木々の影が雪の上に青くうつるのとか、
霧氷がきらきら光るのとか。
by akanezumi1984 | 2007-07-09 23:21 | Alaska | Comments(2)