天狗小屋泊障子ヶ岳二日目
2007年 06月 04日
昨夜8時に寝たら、みんな3時過ぎ頃から起きだした。でもまだ日の出には早い。
ときどき窓から外の様子を伺うと、3時半頃には雲が赤く染まりだした。
他の人は小屋の前で見るつもりのようで、おいら一人だけ、雨具着て外へ。
日の出だけなら小屋前でも見られるが、上に行かないと山の主稜線が見えない。
雪渓を登り始めると、雪がかちかちに硬くて、下りのことを考えると一瞬躊躇。
でもやっぱり行かなくちゃ!慎重に登りあげ、周囲を見渡すと・・・
ほんのりピンクに染まった朝日連峰の主稜線の上にまんまるお月様がぽ
っかり。昨日は、はじめ誰も来ないなぁと思っていたら、遅れて他の人たち
もピークに登ってきて賑やかに夕日を楽しんでいたけれど、今朝は誰も登っ
て来ない。一人静かにこの美しい景色をじっくり味わうことができた。
葉山の横から登る太陽。朝日連峰主稜線と月。これから登る障子ヶ岳の
とんがり。うろうろ歩き回り、いろいろな角度から山の景色を楽しんだ。
おらいの月山はやっぱり一番いいな。月山と障子の間の奥になんやら白い
山が見えているが、あれはなんだろう?
と思っていると、ざくざくと雪渓を蹴る音がして、小屋の管理人さんが登って
きた。挨拶すると「あそこに鳥海が見えてるよ」と教えてくださった。
そうか、鳥海山だったのか!いつも月山から山を眺めているので、まさか
月山と鳥海山が同じ方向に見えると思っていなかったのだ・・・
左のとんがりが障子ヶ岳、右奥に月山。そして写真ではわからないが、
肉眼では月山の左に鳥海山がきれいに見えるのである。
たっぷり堪能して小屋に戻り、朝食。昨日取った竹の子の味噌汁が
おいしー!6時には朝食終わり、小屋の掃除。出発は7時なので、まだ
のんびり。みんなさっさとパッキング済ませてる中、なぜかまた全部
広げているRちゃん。
小屋に飾ってある天狗の面。大きいのは1mくらいある。どうやって
持って来たのかな。このでかいのをザックにつけて歩いてたらびっくり
だ・・・
昨日よりさらに天気がよい。居心地のよい天狗小屋に別れを告げ、障子
へ。(右の雪渓の内側に小屋があります)雪渓の上をカモシカがとことこ。
朝露でよりいっそうきれいに見えるカタクリ。
快晴の土日ですが、昨日小屋には我々のほかに登山者は二名。下りは
一人とすれ違っただけ。すいてていいなぁ。
しっかし、おらいの月山はいい山だねー。こっちから見えているのは雪の
ない南側。裏っかわのたっぷり雪のある場所で今頃会長滑っているん
だろうなぁ。
月山が見えるたび、喜ぶばかねずみ。
ざれ場はずるずる滑るので、慎重になります。
雪渓はお日様パワーで歩きやすくなり、快適!
振り返って、もうこんなに歩いたんだね、と感心。んで、何回見てもきれい。
ずんずん下るにつれ、ブナが太くなり、沢音が近くなり・・・お、こんなの
ぶら下がってた。ヘビ嫌いの女性も「これはきれいかも」と一言。
最後の渡渉地点は水量が多く、ちょっと上流の倒木利用した橋を渡る。
イワナシ、タムシバ、ミヤマリンドウ、珍しい白花のリンドウ。
ほどなく林道に出て、道端でミズなど採りながら車を置いたバカ平へ。
顔面が塩でざらざらでっす。
大井沢の温泉で二日間の汗を流し解散。
いやー、楽しかった。
天狗小屋を検索したらこちらHPにお邪魔してしまいました。
初めての非難小屋泊まりかなり楽しかったです。障子ヶ岳かっこよかったの一言です。あのあとお腹が減ってお山の大将で、お蕎麦を食べてしまいました。年齢を聞かれたことを思い出しましたが、タメかもしれません?二日間いろいろお世話になりました。<(_ _)>
二日間ほんとに楽しかったね。笑いすぎてまた皺が・・・くく。
小屋泊まりは、荷物重いけれど、いいよねぇ。他の人の荷物見るのも
参考になるでしょう?女性陣は、荷物重い重いといいながら、食べ物
他人の分まで持ってくる、持ってくる(笑)
各人、酒やコーヒーの容器も工夫があるよね。キューピー・マヨにウィ
スキー。醤油の小さいビンにコーヒー・・・
で、年齢ですか?タメかもって?うそ。kawaさん若い人だと思ってま
したぞ。
しかし障子ヶ岳はカッコいいです。もっていく食料も次回からは気合が入ります。ありがとうございました~(^。^)
それにしても、山々、絵みたい。遠目に見る「おらいの月山」もうつくし!
いっしょに行っていたら、「きれー!」と叫びすぎて声からして仕事に支障きたしていたかもよ。
!(^^)!いとうも行こう!
荷物大鳥小屋に置いてくと楽ちん。でも以東小屋に泊まった方が美しい夕陽と朝日が楽しめるね。