ユーコンクエストから目が離せない
2007年 02月 16日
長距離犬ぞりレースとしては、アイディタロッドの方が歴史が長く、距離も
長いことで有名だが、クエストは距離は少し短いものの、よりワイルドで
タフなレース言われている。
アイディタロッドより短いっていっても1600キロだけどね。
もともと興味のあるアラスカ・カナダ。犬ぞり。その過酷な世界に日本人
女性として初の挑戦をしている彼女に興味を持ち、一昨年、地平線報告会
での彼女の報告を聞きに行った。たまたま、友人とともに同じ方の家に
一泊させてもらうこととなり、三人で朝まで話していた。
やりたいことをやるために、がむしゃらに突き進む奴。
やる前から無理だとあきらめがちな自分にとって、彼女の存在はがっつり
心にくらいこんだ。
昨年、長時間の嵐の後、本人にはまだレース続行の意志と体力があった
のに、大会側判断で同じ状況にいた数チームとともにヘリに強制収用され
て、不完全燃焼に終わった。春から秋、日本でひたすらバイトして資金を
稼ぎ(おいらが元いた会社の仕事も手伝ってもろた)、今度こそと望んだ
今回のレース。直前に世話になるケネルが変わるというアクシデントがあり、
ものすごく心配したが、この写真を見る限り、新しいハンドラーとの関係は
良好のようだ。ほっ・・・
経過が気になり、家にいる間は何度もクエストの公式サイト、カナダとアラ
スカのローカル紙のネットニュースをチェックしている。
レース序盤で早くもかなりのアクシデントに見舞われたりして、もう、ハラハ
ラ。状況は、チェックポイントとドッグ・ドロップに本人がたどり着かないとわ
からない(たまに他のマッシャーからの報告があることもあるが)のだが、
チェックポイント間の距離が100キロ以上あったりもするのである。
トップ・グループの動きも気になるので、ちょこちょこチェックしているが、と
にかく一番気になるのは、本多と犬が元気にレースを続けているかどうか。
レース直前、参加断念かという苦境に立った彼女を受け入れ、自分の犬を
貸し出し、二週間以上自分の生活を投げ打ってハンドラーとして同行して
くれているBill Cotterの心意気のためにも、なによりも彼女の夢の実現の
ために、完走してほしい!と思う。
とりあえず中間点のDawsonに無事たどりついてくれ!!
寝ていても、きっと頭の中、本多さんと犬たちの事、心配しているんだと思う。
そんなあかねずみさんを、わたしは、応援してるから・・・。
ハラハラの日々終了。