ちょっと不便がちょうどいい
2006年 11月 28日
二晩泊まった、小さな小さな民宿の暮らしぶりがこの言葉から伝わります。
昔の農家の出作り小屋だった建物は、八畳と三畳の部屋がひとつずつ。
狭い板敷きと土間に薪ストーブのある部屋、小さな台所。
八畳の部屋には縁側があります。
木のお風呂はそのままに、でも外に出ないでたどりつけるように進化。
トイレもコンポスト・トイレになっていた。昔からエコ・トイレだったけれど、
さらに進化。全然匂いがしません。
用が済んだらおが屑をちょいと入れます。
昨日は、子供たちを見送ってから宮古に行き、「タイマグラばあちゃん」を見た。
小さな映画館は、月曜の午前というのに、通路にも人があふれる盛況。
(普段はいつも、ガラガラらしい)
ばあちゃんは、じいちゃんが亡くなっても、畑をたがやし、味噌や豆腐を作り、
忙しく働いていた。冬には冬で忙しい。だけど、
「起きてーときに起きて、食いてーときに食って、飲みてーときに飲んで、
眠てーときに寝て、極楽だ。」と言う。
働いて、今日の糧を得る。
疲れたら休む。
腹が減ったら食べる。
人間は、ほんとはそれだけで満足できるってことを忘れてしまったんじゃないか?
あかねずみさんの、メッセージ、すとんと心に残りました。
ちょっと不便・・・なるほどね~