まだ冬ががんばっているようです
2012年 03月 26日
雪壁が高いので、なるべく低くて切り立っていないところを選んで雪原へ。
ずっと雪が降り続いていたけれど、一瞬青空も見えました。猛吹雪地帯の弓張ですが、この日は風がなく穏やかな観察会日和。
ほどよく積もった新雪。まさにふわふわスノーシューの日だったのに、スノーシューしに来る人が来ないんだよなぁ。
大人は講師の方の説明に熱心に聞き入りますが、こどもたちは遊びに夢中。でも、それが正しい姿だね。
博物園エリアではツルアジサイが目立つけれど、弓張はイワガラミばかり。講師の方の話では標高のせいではないそうな。好みの環境が違うのか、住み分けているのだろうけれど、なにが決めてなのだろう。
ダケカンバよりワイルドな感じのするウダイカンバは、標高が高いところは好きじゃないらしい。
サル?羊?なんとか星人?ここでは珍しいオニグルミ。鳥が運んできたのだろうか?
まだ雪が積もり、真冬の装備で歩いているけれど、植物たちは春を感じて準備を進めている。
ヤマネコヤナギは銀色のふかふかに着替え中。
ホオやブナの芽も大きくなってきたなぁ。
26日もとあるミッションでチーム組んで山へ。
吹雪です。
気温も低く、雪がドライなために、この日シールなしでウロコ板のスキーで山に入った人は大苦戦だったようです。つるつる滑って登れないのだそうな。スキーしないから知らなかった・・・
ナナカマドの枝が不自然にあちこち折れている。よく見ると牙の痕。クマさんの仕業のようです。
吹雪で顔の半分が痛く、手袋をしていても指先が痛いので温度計を見たらマイナス7度。
真冬だ。
ときたま風がやみ、ほわっと薄日がさして、おおっと一瞬油断させておいて、また吹雪くという一日だった。
帽子やウエアに雪が凍りつくの久しぶりだったなぁ。
そして車で山形に戻り始めると、寒河江あたりから晴れて別世界なのだった。
熊さん、もう出ちゃったんですね。4月になったら湯殿へ行くけど、みいらさんもいるから大丈夫でしょう。(笑)
たぶん4月のはじめはまだ出ていないと思います。
月山の春は遅いので、まだ出てきても食べるものがありません。
芽吹きが始まったら用心いたしましょう。
今朝ラジオを聞いていたらあっちこっちから今年は鳥が少ないという情報が流れてました。山形もそうですか。
月山では例年必ず見るマヒワとレンジャクがほとんど見られず、ツグミがいつもより多いなという印象でした。
水鳥などは、この冬は雪が多いために結氷したり、田んぼが厚い雪で覆われたりしていて餌がとれないために、いつも冬の間過ごしていた場所にいられなかったようです。