蟻地獄と言えば・・・
2009年 12月 24日
が張り切って先頭ラッセル。腿ラッセルだけれど、ふわふわの軽い雪でした。
途中「あかねずみ、替われ」と言われ交代しようとしたら、普通は先頭の人が一歩横に
踏み出し、二番手が直進して先頭に出るのに、なぜかそのままのY氏。よほど疲れた
ものか・・・
仕方なく、Y氏の右横をまいて先頭に出ようとしたら、下りエレベーターに乗ったような感覚
がして目の前が真っ白に。360度雪しか見えません。真上にだけ小さな丸い空が。
気づくと身長より高い雪壁に囲まれておりました。んんんん???
足元は水がちょろちょろ。
湿地の上に枝が適当にかぶったところにふんわーりと雪が積もり、完璧にカモフラー
ジュされた落とし穴ができていたわけだ。
手、足をかけて登ろうにもほろほろ崩れるばかり。
しかし、誰も助けようとしてくれない(自分も落ちると思って近づかない)。
上から押し付けるように両腕で雪をのして平面を作り、接地面積が大きくなるように腹ばい
で脱出。シャチとかトドの気分。
おいらは他の人をすぐに救出しようとするけど、反対だとほっとかられる・・・
どうせ自力でなんとかできますけどぉっ。
その日は別の人も片足がどっぽり付け根まで雪に捕まって抜けなくなり、みんなでひっぱ
ったら長靴が脱げて足だけ出てしまった。スノーシュー付の長靴発掘作業は、1mくらい
雪を掘って、と大変だけど大笑いの一日でした。
新雪が数日降り続くと、ストックは体重かけたら腕までずぶずぶっと(笑)肩の付け根まで
雪にささっていきますよぉー。