両生類三昧の日
2009年 07月 06日
天気よさそうなので、山頂まで行きたい気もしたが、日曜だから混むかぁ?
と、今日なにするか昨夜のうちには決めかね、早起きせず。
7時に起きてのんびり朝ごはん食べながら、博物園のHPの観察会の予定
をチェックしたら、今日両生類観察会があるってか!
それから慌てて支度をして、観察会へGO。
はなからぎりぎりの時間だったのに、ハッチョウトンボもう出たかな?と気に
なって、ちょっとだけ寄り道。いました、いました。アップにしたので大きく
見えてしまいますが、ミニミニのめんこいトンボです。
博物園に着き、午前中は両生類観察会に参加。
両生類観察会ですが、おもしろいものがあれば、なんにでもひっかかり、
しゃがみこんだり、手に取ったりして観察です。オオルリが何者かに食わ
れてしまったよう。青、白、黒の三色のは尾羽かな。長いのは翼の羽。
ウメガサソウも咲きました・・・って、両生類はどうした?はいはい、今に
出ますから、いやってほど(笑)
これで孵化後どれくらいなのだろうか?ハコネサンショウウオの幼生。
前脚の指は4本、後脚は5本。よーく見ると指に黒い爪があります。
モリアオガエルの卵塊。今年は雨が続かず、たまに降ったときにちら、ほら
と産卵にばらつきがあったので、新しいのと古めのと。黄色が濃いのは産ん
でから時間が経っているので、それを狙って観察すると・・・おお、もう出そう
になっているオタマジャクシがうごめいておりました。お腹にまだ卵黄がつい
てますな。
クロサンショウウオの幼生は頭でっかちな感じ。卵から出てすぐは、まだ
脚がほとんどわかりませんね。前脚はよくよーく見るとありますが、後脚の
存在はわからず・・・
昼で観察会終了。講師の方とタゴガエルの話をしていたら、見てみたいと
いうことで、午後からいっしょに装束場コースのタゴガエルの産卵地へ。
最初に集団産卵のお祭り騒ぎを見てから二週間。もしかして、もう卵の中
で脚が生えているかも?と楽しみにして行ったが、まだでした。でも、先週は
大きすぎる卵黄の上に小さなオタマジャクシがはりついていたのが、中で体
を丸められるようになっていて、順調に育っているのが確認できました。
あと何日で脚生えるんだろうなぁ。(タゴガエルは大きな卵黄の栄養でチビ
ガエルになるまで卵の中で成長すると図鑑に書いてあった)
まぁ、また見に行くさ。両生類の研究をなさっている本日の講師の方に
場所と産卵の時期を教えたので、タゴガエルの秘密がいずれ解明される
かも?
5時近くに博物園近くまで戻り、最初の観察地だったカエル池をまた
のぞいてみた。トウホクサンショウウオの卵は一部死んでしまっていよう
に見えるので、確認していただいたら、全滅ではなく元気に幼生が中で
動いているのもあって、安心。
ひも状の卵塊の表面は緑色に変わって汚くなっているが、それを破ると
ものすごく透明な美しい卵が一個一個独立して、ぷるりん、ぷるりんして
いるのに驚いた。クロサンの卵塊の中も同様なのかなぁ。
頭でっかちなクロサンに比べ、トウホクは小顔?
両生類と一くくりにされているが、しっぽ族のサンショウウオとしっぽなしの
カエルたちには、見た目だけではなく、大きな大きな違いがある。
研究者の方にいろいろな話が聞けておもしろかった。
一番おもしろかったのは、でも・・・
ボランティア・ガイドのOさん(めちゃくちゃ元気なおばさま)の「昔は遊んで
るときサンショウウオ見つけると生きたまま丸呑みしたんだっけよ」の発言。
夏場にサンショウウオの幼生を丸呑みしておきながら「正月の頃は青物が
ないから、バイカモとってきて食べたんだ。寒い時なら虫もついてないから
安心だべ?」とも。いやいや、バイカモはさっと茹でるだろうし・・・
なんでバイカモは寒いときでないと、と言ってるのにサンショウウオの踊り
食いは気にしてないの?
「最近はしないけどよー。」って、何時ごろまでやってたんだ(笑)