リハビリ
2009年 06月 05日

不幸が続いたり、長めの出稼ぎがあったりで、月山依存症だというのに、
ちっとも月山を歩けない日々であった。
依存症だからとて、手が震えるだの、幻覚、幻聴にみまわれるわけでは
ないが、心身ともに静かに弱っていく。元気なふりしていても、気力、体力
は減退する一方。せめて体力落とさぬように走るとか、筋トレでもすれば
よいのに、と思わないでもなかったが、そういう気力が出なかった。
忌も明けたし、月山馬鹿殿様から「なぜ山に来ない!」とお叱りのメールは
くるし、なにより自分が求めるし、リハビリに出動。

まだまだ残雪豊富ではありますが、どんどん沢が開き、薮が立ち、寝ていた
木が起き上がる。
6月は花チェックで毎週稜線まで上がらねばならない。姥沢からリフトで
行けば楽なのだが、まだ駐車料金千円かかるし、どのみち今日は天気悪
い。山頂付近はまだ花も早いからそこまで行く必要ないので、博物園から
装束場コースで登ることにした。ちょうど姥沢から山頂に向かった知人から
連絡があったので、帰りは同じ道を下らずに、姥沢に出て知人に博物園ま
で送ってもらうことにした。

久々のおらいの山を、一人で静かに味わいつつ、おいらがスタート時
既に山頂にいた知人をあまり待たせては申し訳ないかと、休憩取らず
に歩いていたが、イヌワシのお出ましとあれば足を止めずにはおられぬ。
ブッシュの上をゆっくりとすれすれに飛び、丹念に餌を捜していた。
彼(たぶん)は、単に餌を探して飛んでいただけで、たまたまその時間、その
場所においらが通りかかっただけのことだが、久しぶりの月山でのこの
出会いは、本当に嬉しいものだ。
(イヌワシは行動範囲がとても広いので、これを見て月山に行けば見られる
と思わないように。年に数十回歩いていても、たまにしか見られませんから)
石を伝って沢を渡っていると、いきなり耳をつんざく大音響にこけそうに!
ちびっこのくせに、ミソサザイの声量はとんでもないので、あまり近くで
鳴かれると大変。頭上1.5mのさえずりは凶器であった。

いつもの場所のエゾノリュウキンカ。なかなかごっついです。

装束場の少し下あたりは、例年より雪が少なく、花が早い。
いつもなら稜線が咲きに割いて、こちらは7月になってからいろいろ咲くと
いう印象なのだが、既にいろいろ咲き乱れていた。
んが・・・ガスと風でピントが合っていないのが多々あり、使えない写真が
多くて残念。
ちなみに写真の花は、上段左からマイヅルソウ、ショウジョウバカマ、コミ
ヤマカタバミ、下段左からコシジオウレン(ミツバノバイカオウレン)、ヒメ
イチゲ、ハクサンイチゲ。
他にもオウレン、ミツバオウレン、ミヤマキンバイ、イワナシ。
ヒナザクラとチングルマはほんの少し咲き始めたところ。
あと一週間したら、ぐっと賑やかになることでしょう。
と、花の確認できたのはよいが、稜線は強風とガス。ホワイトアウトである。
姥ヶ岳には誰もいません。リフトの上駅など見えるわけもなく、音も全く聞
こえない。なにも見えない中、急斜面を慎重に下ったが、そろそろリフトの
気配を感じてもいいはずなのに、なんも見えない、聞こえない。
んー、ちと東にずれたか?
少し登り返し、西よりに軌道修正したら、まもなくスキーヤーの気配察知。
夏道出てないときのホワイトアウトは、ちと怖いです。
山開き前で、まだロープも張られてないので、ガスのときは無理しちゃいけ
ませんね。
ゲレンデ沢コースは、いつもなら超高速爽快尻滑りでノンストップで下駅に
下るのだが、あまりの視界の悪さにやめました。
筋力落ちてるから、普通に歩いて下ればよいものを・・・ついつい走ってしま
い、あっという間に下駅に着いたはいいが、膝が痛苦しい。
でも楽しかったからいいかっ。

