姥ヶ岳へ
2009年 01月 29日
ちゃんと早起きできました!やるときゃやるんです。たまに(笑)
年に何度かは誰と約束したわけでもなく、真っ暗なうちに出かけるんです。
4時半に起きたのに、ついメールの返事書きなどして、家を出るのが5時半
近くになりましたが、志津7時スタートですから、上出来です。

のっけから怪し過ぎる写真で失礼。我ながら、どんな人相に?と思ったも
んで、撮ってみた。放射冷却できんきんに空気が冷たく、鼻腔、喉の奥、
ほっぺが痛いのに、ネック・ウォーマー忘れたので、しばしタオル覆面で
の行動。誰とも会わなくてよかった。

しましまー。
NC経て春木戸過ぎたあたりまで、昨日のトレースを利用。その先は、ずぶ
ずぶだが一人でがんばった。
姥ヶ岳か、コメツガか迷ったまま、沢沿いに。姥なら、いつもは馬立沢から姥の
南面目指すのだが、そのままコメツガ方面目指したのは失敗だった。モナカ雪
で時間倍増、疲れる!

雪国でない方にはよくわからないでしょうけど、中は柔らか、表面だけ硬い
雪をモナカと称しております。足を置くとパリンと大きく割れ、新雪と違い、
足が沈みきるまで少し間があるので、歩きにくいです。次の足を出したい
けれど、まだ足が沈んで行く・・・

疲れる割になかなか進まず、やっぱり姥沢までトレース利用していけば
よかったと後悔しながら進む。(もう暑くて覆面なし)
コメツガまでもう少しというあたりで、モナカ雪トラバースに嫌気がさし、
あきらめて直登体制に。しかし、なかなかクラスト斜面達せず、ずぶずぶ
地獄。斜度がきつくなると、雪にいくら蹴りこんでも、ずるずる雪といっしょに
落ちて登れなくなり、しかたなくしばらくクマ登り。両手をずぶっと雪に刺し、
片膝を雪に刺して穴を開け、そこにスノーシューを乗せて体を引き上げる。
で、次の足を同じように膝を刺して・・・1m進むのもけっこう大変。
んもう、こんなんじゃ姥ヶ岳今日は無理か?と思ったが、スタートが早いか
ら、いくらのろのろでも行けるのね。

やっとガリガリ斜面にたどり着きました。はー、やれやれ。
昨日からの馬鹿っ晴れで霧氷はほとんど落ちてしまいましたが、少し残っ
てます。隣の湯殿と同じくらいの高さなので、標高1500mくらいか。
いつもの馬立沢から登り始めていれば、もう姥山頂に着いていたかも、と
思いつつも、まぁなにしろきれいだからいいやー、と嬉しくてうろうろしまくる。

まとまってコメツガがあるのは別のところなのだが、ここにも一本見えていた。
暖かすぎて樹氷が穴だらけだよ。

つぶつぶのガリガリもきれいです。少し上に行くとエビの尻尾が発達し始める。
ここでテンション少し上がり、パンなど食べて元気出して、姥山頂目指す。

登り切るとそこには・・・やたー!鳥海山が浮かんでた。暖かすぎると山並み
は霞かかって見えにくくなりますが、けっこう見えてる、見えてる。
磐梯山のとんがりも見えてる。




お日様パワーで気温は高いはずですが、風が冷たくて、帽子かぶっていても
耳が痛い。雪だるまは、ドライ過ぎて無理かなと思ったが、試しに握ってみた
らなんとか・・・ただしくっつけようとすると割れるので、頭はそっと載せただけ。


下りは姥の南面から姥沢に降り、ロッジ裏から大門海、周海沼という、い
つものコースに、昨日のスノーシュー隊のトレースがあったので、利用。
暖かすぎて雪が腐り、超重い&くっつく最悪の状態で、下りといえども
ラッセル厳しくて、このトレースのお陰で助かった。(でないと、数歩ごとに
ストックで雪を叩き落さないといけない。)
昨日なんにもしていないのに、右膝が苦しくて嫌な感じがしていたのが、
今日の下りで痛み出した。膝の外側だから、長脛靭帯かな?
数日はおとなしくしておこう。

大江町通って帰ったら、朝日の夕焼がきれいで、車止めて撮影。
美しい景色をたくさん見て、充実の一日だった。
年に何度かは誰と約束したわけでもなく、真っ暗なうちに出かけるんです。
4時半に起きたのに、ついメールの返事書きなどして、家を出るのが5時半
近くになりましたが、志津7時スタートですから、上出来です。

のっけから怪し過ぎる写真で失礼。我ながら、どんな人相に?と思ったも
んで、撮ってみた。放射冷却できんきんに空気が冷たく、鼻腔、喉の奥、
ほっぺが痛いのに、ネック・ウォーマー忘れたので、しばしタオル覆面で
の行動。誰とも会わなくてよかった。

しましまー。
NC経て春木戸過ぎたあたりまで、昨日のトレースを利用。その先は、ずぶ
ずぶだが一人でがんばった。
姥ヶ岳か、コメツガか迷ったまま、沢沿いに。姥なら、いつもは馬立沢から姥の
南面目指すのだが、そのままコメツガ方面目指したのは失敗だった。モナカ雪
で時間倍増、疲れる!

雪国でない方にはよくわからないでしょうけど、中は柔らか、表面だけ硬い
雪をモナカと称しております。足を置くとパリンと大きく割れ、新雪と違い、
足が沈みきるまで少し間があるので、歩きにくいです。次の足を出したい
けれど、まだ足が沈んで行く・・・

疲れる割になかなか進まず、やっぱり姥沢までトレース利用していけば
よかったと後悔しながら進む。(もう暑くて覆面なし)
コメツガまでもう少しというあたりで、モナカ雪トラバースに嫌気がさし、
あきらめて直登体制に。しかし、なかなかクラスト斜面達せず、ずぶずぶ
地獄。斜度がきつくなると、雪にいくら蹴りこんでも、ずるずる雪といっしょに
落ちて登れなくなり、しかたなくしばらくクマ登り。両手をずぶっと雪に刺し、
片膝を雪に刺して穴を開け、そこにスノーシューを乗せて体を引き上げる。
で、次の足を同じように膝を刺して・・・1m進むのもけっこう大変。
んもう、こんなんじゃ姥ヶ岳今日は無理か?と思ったが、スタートが早いか
ら、いくらのろのろでも行けるのね。

やっとガリガリ斜面にたどり着きました。はー、やれやれ。
昨日からの馬鹿っ晴れで霧氷はほとんど落ちてしまいましたが、少し残っ
てます。隣の湯殿と同じくらいの高さなので、標高1500mくらいか。
いつもの馬立沢から登り始めていれば、もう姥山頂に着いていたかも、と
思いつつも、まぁなにしろきれいだからいいやー、と嬉しくてうろうろしまくる。

まとまってコメツガがあるのは別のところなのだが、ここにも一本見えていた。
暖かすぎて樹氷が穴だらけだよ。

つぶつぶのガリガリもきれいです。少し上に行くとエビの尻尾が発達し始める。
ここでテンション少し上がり、パンなど食べて元気出して、姥山頂目指す。

登り切るとそこには・・・やたー!鳥海山が浮かんでた。暖かすぎると山並み
は霞かかって見えにくくなりますが、けっこう見えてる、見えてる。
磐梯山のとんがりも見えてる。




お日様パワーで気温は高いはずですが、風が冷たくて、帽子かぶっていても
耳が痛い。雪だるまは、ドライ過ぎて無理かなと思ったが、試しに握ってみた
らなんとか・・・ただしくっつけようとすると割れるので、頭はそっと載せただけ。


下りは姥の南面から姥沢に降り、ロッジ裏から大門海、周海沼という、い
つものコースに、昨日のスノーシュー隊のトレースがあったので、利用。
暖かすぎて雪が腐り、超重い&くっつく最悪の状態で、下りといえども
ラッセル厳しくて、このトレースのお陰で助かった。(でないと、数歩ごとに
ストックで雪を叩き落さないといけない。)
昨日なんにもしていないのに、右膝が苦しくて嫌な感じがしていたのが、
今日の下りで痛み出した。膝の外側だから、長脛靭帯かな?
数日はおとなしくしておこう。

大江町通って帰ったら、朝日の夕焼がきれいで、車止めて撮影。
美しい景色をたくさん見て、充実の一日だった。
こんばんは~。
今日は頑張りましたねー。(^^
この時期に二日間も晴れるなんて異常な気がします。
で、疑問に思ったんですが、雪上車のトレースは無いのですか?。
今日は頑張りましたねー。(^^
この時期に二日間も晴れるなんて異常な気がします。
で、疑問に思ったんですが、雪上車のトレースは無いのですか?。
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ファーマー佐藤さん、こんばんは。
ほんとに!です。以前は(勤めてた頃は土日しか行けなかったせいもありますが)1月なんて、いつも吹雪、吹雪、吹雪の記憶なんですが。
昨日雪上車の出動があったので、志津から姥沢まではがっつりとトレースあります。それを使えばラッセルしないでよかったんです。
昨日は雪上車で登って、スノーシューで下った団体があったので、それを使う手もありました。(下りに使いましたが)
姥沢までそうやって楽して行けば、月山山頂まではともかく、柴灯森とか牛首まで行けたかも。
でもまぁ、この時期、スキーではないので無理してそんなに上まで行かなくても・・・な人です。
上はガリガリかぽふぽふシュカブラで、尻滑りできないから、下りも全て歩きですもん。
あ、志津スキー場跡の雪上車トレースは、先日尻滑りコースに使いました。
ほんとに!です。以前は(勤めてた頃は土日しか行けなかったせいもありますが)1月なんて、いつも吹雪、吹雪、吹雪の記憶なんですが。
昨日雪上車の出動があったので、志津から姥沢まではがっつりとトレースあります。それを使えばラッセルしないでよかったんです。
昨日は雪上車で登って、スノーシューで下った団体があったので、それを使う手もありました。(下りに使いましたが)
姥沢までそうやって楽して行けば、月山山頂まではともかく、柴灯森とか牛首まで行けたかも。
でもまぁ、この時期、スキーではないので無理してそんなに上まで行かなくても・・・な人です。
上はガリガリかぽふぽふシュカブラで、尻滑りできないから、下りも全て歩きですもん。
あ、志津スキー場跡の雪上車トレースは、先日尻滑りコースに使いました。
にんじんさん、こんにちは。
この時期は、スキーやボードで滑るために登る人がほとんどですが、「ただ、この景色を見るため」それだけのためだって、苦労して登る価値があると思いますでしょ?
だって、きれいですもん。
冬の間は、快晴の日はとても貴重です。空の色が灰色とか白だと、写真は空も雪も区別つきにくく、暗くて動物の足跡を撮ってもさっぱりわからない。日が射すと全てがきれいにくっきり見えます。
軽い粉雪、しけった雪、ざらめ、ガリガリ、モナカ、同じ日でも時間帯や、日陰と日向、風の当たるところと吹き溜まりとで違う雪になります。
冬も来られたらいいんですけどね。
この時期は、スキーやボードで滑るために登る人がほとんどですが、「ただ、この景色を見るため」それだけのためだって、苦労して登る価値があると思いますでしょ?
だって、きれいですもん。
冬の間は、快晴の日はとても貴重です。空の色が灰色とか白だと、写真は空も雪も区別つきにくく、暗くて動物の足跡を撮ってもさっぱりわからない。日が射すと全てがきれいにくっきり見えます。
軽い粉雪、しけった雪、ざらめ、ガリガリ、モナカ、同じ日でも時間帯や、日陰と日向、風の当たるところと吹き溜まりとで違う雪になります。
冬も来られたらいいんですけどね。
ご無沙汰でした~。昨日は快晴だったので、絶対登っておられると思い訪問しました。でもやっぱり快晴だと雪質には苦労しますねぇ。
モナカ&腐れの二大悪雪はスキーだと地獄を見ますが、でも雪山の絶景を堪能するのは、やはり晴れた日しかないなぁ~と思いました。しかしながら良くお一人でラッセルなさる。偉い体力ですね。
モナカ&腐れの二大悪雪はスキーだと地獄を見ますが、でも雪山の絶景を堪能するのは、やはり晴れた日しかないなぁ~と思いました。しかしながら良くお一人でラッセルなさる。偉い体力ですね。
みっちゃん、そうでしょう、きれいでしょう!
これだから、多少の苦労はなんのその。(悪戦苦闘中は、もう止めようかとか思ってますが・・・)
この美しい世界、実は4月になれば車とリフトで簡単に行けるようになってしまうんですよ。
これだから、多少の苦労はなんのその。(悪戦苦闘中は、もう止めようかとか思ってますが・・・)
この美しい世界、実は4月になれば車とリフトで簡単に行けるようになってしまうんですよ。
SONEさん、どうもです。
どうならSONEさんも水曜出動のパターンのようなので、これは大当たりだったでしょうと羨ましがってましたが、28日は終日快晴かと思いきや、昼間ガスったようですね。
29日は予想通り気温が上がりすぎましたが、予想外に晴れが続き、絶景独り占めで幸せでございました。
モナカ&腐れは、スキーだろうが、スノーシューだろうが地獄です。
登り以上に、下りがしんどいって・・・悲しい。
おかげで長脛靭帯が炎症起こしたようで、下りはしばしば激痛にみまわれました。
午前中はまだモナカで、雪がくっつかないだけマシでしたが、帰りはスノーシューにもストックにも重たいしけ雪がくっつきまくり、前日のスノーシュートレッキング11名様のトレースがなんとありがたかったことでしょう。4月になれば、快晴でも快適ザラメで下りは走ったり、尻滑りしたりで楽々下山できるようになるんですけれどね。
どうならSONEさんも水曜出動のパターンのようなので、これは大当たりだったでしょうと羨ましがってましたが、28日は終日快晴かと思いきや、昼間ガスったようですね。
29日は予想通り気温が上がりすぎましたが、予想外に晴れが続き、絶景独り占めで幸せでございました。
モナカ&腐れは、スキーだろうが、スノーシューだろうが地獄です。
登り以上に、下りがしんどいって・・・悲しい。
おかげで長脛靭帯が炎症起こしたようで、下りはしばしば激痛にみまわれました。
午前中はまだモナカで、雪がくっつかないだけマシでしたが、帰りはスノーシューにもストックにも重たいしけ雪がくっつきまくり、前日のスノーシュートレッキング11名様のトレースがなんとありがたかったことでしょう。4月になれば、快晴でも快適ザラメで下りは走ったり、尻滑りしたりで楽々下山できるようになるんですけれどね。
お晩です。2枚目の写真、良いですねえ。陽が低い時間帯だからでしょうか、とても長い影が出来るんですね。
Clearwaterさん、どうもです。これを撮ったのは既に9時半過ぎですが、冬場だからということもあるでしょうね。
この日はずっと晴れていましたが、曇りや雪の日に、ちょっと雲が切れて薄日が射す瞬間が大好きです。それまでなにもなかった雪面にさーっと木々の影が伸びて、うわっと心が浮き立ちます。
影が青く見えるときもあり、何度見ても美しさに感動します。
この日はずっと晴れていましたが、曇りや雪の日に、ちょっと雲が切れて薄日が射す瞬間が大好きです。それまでなにもなかった雪面にさーっと木々の影が伸びて、うわっと心が浮き立ちます。
影が青く見えるときもあり、何度見ても美しさに感動します。
by akanezumi1984
| 2009-01-29 23:14
| おらいの山
|
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