トリコロール
2008年 11月 12日
ときと、気持ち悪いときが・・・もう少し治療が必要のようだ。
ということで、やっぱり、おらいの山さいがねどな。
天気予報も晴れマークの一日だし。ふっふっふ。早く起きなくては。
と、思ったが、体調不良なわけで、なかなか起きれず二度寝に・・・
なんとか準備して、出発するも、濃霧で山が見えない。晴れるはずだが。
寒河江まで行くと、唐突に霧が晴れ、白い山がーーー!
一気にテンション上がります。
リフト下の真ん中へんに、一本だけ緑の植物。なんと、ニッコウキスゲ
が蕾までつけて!どうなっているのでしょうか。すでにほかのニッコウキ
スゲは、あとかたもないというのに。最後まで咲いていたオヤマリンドウ
がかろうじて真っ黒に枯れてぼさぼさと立っているだけなのに、この一本
だけ、青々している。2日に登ったときは、天気悪くて気づかなかった。
気持ち悪いけど、足はなんともなかった日曜と比べ、今日は足が重く、
息も切れて、休み休みへろへろと登ってるうちに、どんどん雲ってきて、
上駅についたら、朝日の山も月山も雲の中でがっかり。体調も悪いし、
くじけそうになったが、ちょっと腰下ろして考えていたら、また晴れてきた!
白い山を見ると元気が出て、とりあえず姥くらい登らねばと。
2日登ったときは、膝までずぼずぼの積雪だった姥の雪は、ほとんど
なくなった。鳥海山は、雲の中。空腹感はないけれど、パワーが出ない
ので、ジャムサンド半分と紅茶で一服。
登山道には、動物たちの足跡だけ。テン、キツネ、ノウサギ、オコジョの
足跡があった。
何日か前の足跡は、逆に浮き出てくる。
点々と蜘蛛がたくさんいる。ほとんどは緑の蜘蛛だが、茶色のも少し。
毎年春と秋に見かける飛行蜘蛛たち。
鍛冶月光は、パウダーの下にガリガリ雪なので、アイゼン使用。稲荷も
パリパリ。
風はなく、おだやかなのだが、意外と雲の動きが早く、晴れたり曇ったり。
みるみる真っ白白でなにも見えなくなる。
ホワイトアウトになったので、とりあえず山頂小屋前で、雪だるまこしぇ。
エビのシッポが鳥の羽みたいなので、天使の羽にしてみたけれど、暗くて
よくわかりませんね。
また視界が少し出てきたので、神社にお礼参り。大変な病気だった友人は、
明日退院できることになりました。よかった、よかった。
東斜面を覗いてみましたが、トレースはわからず。山頂直下に少しスキー
のトレースがあったから、ここでも滑っているはずだろうけれど?
今日は誰もいないと思っていたら、もう一人山頂まで来た人がいました。
お、謎の木像が健在だ!夏でもときどき転げ落ちていたのに・・・不思議。
青空が出てきたので、雪だるまもう一個。おっと、もう2時か、下山しなきゃ。
晴れという予報の割りに、雲が多く、朝日連峰はきれいに見えないが、
雲そのものが美しい。
姥ヶ岳に着くと、鳥海山が顔を出していた。うーん、きれいだ。
そして、オレンジに光る日本海と、あやしい雲の波。ためいき。
リフト下を下るのは膝にこたえるのだが、下の道では、この景色が見え
ないのだ。それにしても風がなく、寒くない。ちょうど3時なので、紅茶と、
パンの残りで一服。この時間でもう海が焼けているんだなぁ。
あとはひたすら下るだけー。博物園に寄り道して外に出ると・・・
空が燃えていた。
今日は、青、白、赤のトリコロールを堪能できた一日だった。
すばらしぃ~!!
あかねずみさんのブログはバックが黒だから、
写真の色が映えてとてもいいですね!!
友人さま、退院できて何よりです。よかったですね!
特殊任務お疲れさまでした。
雲ひとつない快晴では空が焼けず、でも太陽の位置に雲があると、ただ暗くなるだけ・・・なかなか真っ赤に燃える条件ってそろわないですよね。
天使の羽は、いっつも羽みたいと思っていたのと、雪がドライすぎて耳もしっぽもつけられなかったので、思いつきました。
遠方からの客人で、一番回数多く来ていてる子は、いまだ山頂まで行ったことがありませんが、毎回ものすごく楽しんでいます。
それと、上をめざさない森歩きもまたいいものですよ。
エ○プロに参加ですか?
お友達が退院できて、本当によかったですね。
山形勤務時代、職場の窓からは蔵王方面しか見えなかったため、県庁に用事で行くとき、天気がいいと思わず展望ルームに寄り道して、ガラスに張り付いてためいきつくことがありました。
今日は、退院して最初の晩だから、みんなでお祝いしていることでしょう。
退院の前日来てくれた日は、山行ってきたと言っていましたが、こんなに最高だったんですね。
なんだか、荷物の整理やお風呂の時間であまりゆっくりしてもらえなかったですけど、春には一緒に歩けるようにがんばります。
普通の生活は、丸一日起きているとかなり疲れます。
が、体重も2キロも増えたし、足も少し太くなった気がします。
リハビリもゆっくりやっている時間もありませんが、少しずつトレーニングしていきたいと思います。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
病院と違って、しばらくは、ただ生活するだけでも不思議に疲れてしまうと思います。普通の家より広いから、お風呂に行ったり、食堂に
行ったり、子どもの世話をするだけでもくたくたになっちゃうでしょうね。生活そのものがリハビリでしょう。
なんだか既に入院中のことが、遠い過去みたいな気がしてまうけれど、病院に行くたびに、少しずつできることが増えていくのを見ると、こちらまで嬉しくて、元気をもらっていましたよ。
めざせ、春の堅雪トレッキング!