8月27日のおらいの山

毎月最終水曜に園内一周という、今年始まった博物園の企画。
平日動ける身分のうちに(いつまで続ける気だ?)参加しとかないとね、
とか、たまに他の人の薀蓄聞いて勉強しないとね、などと思い、向かった。
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そしたら、思いのほかいい天気。ここしばらく、すっきりしない天気続きだが、
なんだか稜線日和ではないですか!
姥や牛首から見える雪は、ほんのちょっとになりましたが、東斜面には
まだまだ、がっつりと大きな雪渓がいくつも残っておりますね。
しかし、今日は我慢。かつて「あかねずみコース」とまで言われたのに、
最近さっぱし歩いていない大回りのルートをたまにはパトロールせねば。

しかし、博物園についたら「申し込みなくて中止になったんだっけ」と・・・
がっくし。
でも、今日は稜線日和ですから、園内パトロールは次回とし、山頂へ。
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リフト下はオヤマリンドウ群落が見事。最近、クマも出たらしい。そういや、
毎年真夏にリフトとか姥沢小屋付近をクマが通っているなぁ。
姥沢で神様と会い、いっしょに行こうということに。いつも登りを姥ヶ岳経由、
下りを谷底経由にするのだが、神様に従い、谷コースで。
牛首で、ガイド中の弟分とすれ違う。昨夜はお客さんたちと山頂小屋泊だった
と。うらやますいー。
昼頃山頂に着き、先週設置されたばかりの方位盤を見てみる。
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ほほぉー。書いてある山の位置と実際の山を比べてみると・・・
あれ?なんかずれてますけどっ!
もうちょっと、こう。と、手でいじってみますが、動くはずがない。
神様がスントの腕時計で方位を確認。おいらも携帯の電子コンパスで確認し
てみたら、方位はあってる。てことは、設置時のずれではなく、方位盤の刻印
そのものが実際の配置とずれているのですね。あーあ。設置のずれなら直せる
けど、刻印のずれは・・・作り直さないと。てことは、ずっとこのままか?
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いつ来ても気持ちのいい大雪城(おおゆきしろ)。この名前も大好き。
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神様・仏様のお気に入りの大岩まで行って、岩によじ登り、昼食。
暑くも寒くもなく、空気がさらりとして快適そのもの。そして、この景色。
最高だぁ!
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花が少なくなったとはいえ、まだまだいろいろ咲いています。ツルニンジン、
ヒナザクラ、ミヤマリンドウ、ヨツバシオガマ。
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エゾシオガマ、エゾツガザクラ?ニッコウキスゲ、キンコウカ、コイワカガミ、
ハクサンイチゲなどなど。ほかにもいろいろ咲いています。
雪渓が遅くまで残るから、登山道脇でとうに終了した花も、牛首下とか、
東斜面では最近雪がとけたばかりのところで、ようやくこれからの花たち
がいるのです。この薄いピンクのぼんぼり花は、ひょっとして、エゾツガと
アオノツガの雑種のコエゾツガザクラだったりする??
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雪渓の端っこは、波のようです。しかし、この周辺は油断大敵。
雪解け直後の地面は、水分が飽和状態。見た目は数メートル離れた、しっか
り地面と変わらないのに、うっかり歩くと、ずぶずぶっと足首まで沈みます。
で、うっかり片足どろどろになりました。近くの水路で靴とズボンのすそを洗
いました・・・
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万年雪の上の謎の死体。古いようで、全体にカビのようなもので覆われ、
嘴は粘性菌みたいなもので覆われている。付着物をこそげてみたら、
どうもスズメのように見えた。なぜ、こんな標高の高いところに?
留鳥でも、けっこう季節移動はしていると言われるが・・・
そして、忘れてならない、お仕事。
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てことは、西万年雪は万年雪じゃないやん!と、つっこまないでください。
大岩でのんびりし、クロウスゴをつまみ食いし、雪もちょし、満ち足りて山頂に
登り返し、山頂小屋に2時半頃顔を出したら「今日は早いね」と言われた(笑)
そういえば、最近は続けて3時半頃顔出して、4時下山というパターンでした。
小屋のおばさんと、神様と三人でお話して、3時半過ぎに下山。
午前中は、鳥海、朝日、飯豊、吾妻、蔵王、男鹿半島、粟島、佐渡と、
大パノラマだった(でも、色が薄いので写真は撮らず)が、午後になり雲が増えた。
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だーれもいない登山道をぽくぽく下る。姥沢小屋の裏に出て、終了。
と、思ったら、吉本系のSさんが待ち構えていて、しばし歓談。
夕食に招待している友人がいるのだった・・・早く帰って準備しなさい。
Commented by 山オヤジ at 2008-08-29 09:08 x
月山では当たり前な季節感と植物たち。魅力的な山ですね。近日中に私も。仮称大庭園の剪定、大農園に秋野菜を自作業で。ウズウズ。新鮮なakanezumiだけの映像に感謝。
Commented by akanezumi1984 at 2008-08-29 14:37
山オヤジさま
大農園の作業に、ねずみの手が必要なときは、呼んでくださいね。
大雪城は、別世界。晴れた日のぜひ!
道がほとんどあってないようなあの界隈は、アラスカのツンドラみたいでもあります。
Commented by 山オヤジ at 2008-08-29 20:00 x
「アラスカ」ですか。ちょうど今星野道夫の「長い旅の途上」を再読中。「人間にとって、きっと二つの大切な自然があるのだろう。一つは、日々の暮らしの中で関わる身近かな自然である。・・・・もう一つは、日々の暮らしと関わらない遥か遠い自然である。悠久の自然とでもいうのだろか。・・・・そんな気分を分かち合いたいものです。
Commented by akanezumi1984 at 2008-08-30 11:14
山オヤジさま。
私も星野さんの著作が好きで、まさにその表現は自分にとっての「アラスカと月山」と、ずっと前から感じていました。
でも、山形に暮らしていると、きっと東京あたりの人よりずっと、アラスカに近い部分があるかもしれないなぁとも。
たとえば、電車に乗ったり、街を歩いているときにも、同じ地球の上でクマが歩き回っているんだなぁと、ふと思う・・・ちょっと原文と違うかもしれませんが、星野さんがそのようなことを書いていらしたこともあります。山形にいると、クマはけっこう身近な存在ですからね。
自然は優しく癒してくれる存在であり、ときに激しくて命を奪うような力も持つ。そんなことをいつも意識して暮らすことができる。
アラスカも、山形も、そういう土地だと思います。
by akanezumi1984 | 2008-08-28 11:05 | おらいの山 | Comments(4)

気がつくといつもここにいる・月山依存症末期患者の日記


by akanezumi1984
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