雨上がりの森
2008年 07月 14日
午前の案内で雨上がりの森へ。ガイドのときは、案内優先なのでいつもは
ほとんど撮影しないが、お客様の一人が写真撮りまくりなので、便乗撮影。
冬虫夏草とナメクジがシーズン・イン!
これは交接中。雌雄同体なので、単独でも繁殖可能なのでしょうが、遺伝子
交換したほうがやっぱりいいのでしょうね。
ずっとヤマナメクジだけと思っていたけれど、ダイセンヤマナメクジとヤマナメ
クジの二種類いるらしい。勉強不足でした。これはダイセンヤマナメクジでいい
のかな・・・。
イモリは別名アカハラ。名前の通り、体の下面に赤のだんだら模様があるの
ですが、これは珍しく尾の上面も赤い固体。
ミズナラの葉を巻くのは、ゴマダラオトシブミ?
雨上がりは、コケもキノコも元気。実際は傘の直径2mmのちびっこ。
稜線は百花繚乱ですが、森の中は白い花ばかり目立ちます。これはこれで
きれいです。
ジグザグの下りで、ヒメボタルの♂成体発見。そろそろ夜になるとホタルの
灯りが見られるか?
保全作業により、干上がることを免れた小さな池で、無事にサンショウウオ
の幼生が孵っていました。トウホクサンショウウオの卵塊はまだ発生途上
なので、先に孵ったクロサンショウウオでしょうか?でも、顔の形の角ばりが
ハコネの幼生にも似ているような・・・
事務室の裏には、色鮮やかなクリンソウが目を引きます。
耳を澄ますと、遠くからアカショウビンの声が聞こえてくる。
セミは、エゾハルとコエゾの端境期のようで、なんだか静かな森でした。