2/3 Point Reyes
2008年 02月 14日
上空をTurky Vulture(ヒメコンドル)がたくさん飛んでいて、2羽目の前の
木に止まった。写真ではちと暗いですが、真っ赤な顔がよく見えた。
昨夜は暗くなってから着いたが、裏庭も素敵だったんだな。ゆっくりでき
なくてもったいない。
Point Reyes Seaside Lodge裏側。一階の部屋で、外から直接出入り。
朝食は真ん中へんにある共有スペースで、ベーグルやマフィン、シリアル、
ヨーグルト、果物となかなかよろしい。マフィンを行動食用に一個確保。
紅茶は部屋のコーヒーメーカーで湯を沸かしてポットにつめ、準備完了。
今日は、LauraとGeorgeとPoint Reyesで合流する予定だが、携帯が
圏外のようです。無事に会えるのかな?
近くでちょっと鳥見してからビジターセンターに寄って、Elk(大型のシカ)の
いる場所を確認して出発。Dennisは昔なんどか来ているが、鳥ばっかり
見ていたのて、Elkがいることも、ゾウアザラシがいることも知らなかった。
もっとも、ゾウアザラシは20年前はほとんどいなかったようだが。
菜の花のような花が咲いています。マスタード?
いた、いた!オスだけの小さい群れ発見。この時期まだ角があるんだな。
それにしても白っぽい毛皮だこと。分布が隔離されているから、ここの
個体群の特徴なのではないかとDennisがいう。エルク見ていたら、
おまけにハイイロチュウヒのオスも見られた。きれいだぁー。
岬の方へ。なんと波の美しいことよ。でも、風が強くてさぶーいのなんの。
木もこんななってます。
小さなかわいい灯台に降りていく途中、ウミガラスがどっさりいる岩場発見。
しかし、強風に目は涙がにじむし、双眼鏡も揺さぶられてぶれぶれ。
コククジラがいないか探してみたが、レンジャーに聞いたら、3月に子連れで
北上するときは近くで見られるが、南下のときは沖合い遠くを通過するから
ほとんど見られないとのこと。残念!
そろそろLauraたちが来るころでは?ときょろきょろするが、見つからない。
天気不安定だから来ないんじゃないか?なんて言ってるけど、なにしろ
電話つながらないから連絡とれない。
一応、レンジャーの人に伝言してゾウアザラシの見られる場所に移動。
さあ、ここだ、ここだ、と興奮したところでまた急に雨が降り出す。突然降り、
やんだかと思うと青空が出る変わりやすい天気。
おー、ごろごろしてるー。真っ黒い小さいのが、赤ちゃんだ。
レンジャーの方がいて、望遠鏡を使わせてくれたので、アップでばっちり
観察できた。産まれたばかりの赤ん坊がかわいいのなんのっ!!
それにくらべ、オスのなんと巨大で不細工なことよ。よく見ると傷だらけ。
メスをめぐっての戦いでけっこう血まみれになってしまうのだ。
分厚い脂肪のため、激しく動くとあっという間にオーバーヒートになり、数分
けんかしたら、もうどでーっと横になって休まないといけないのだそうだ。
でも、他のオスが目に入ると、かーっとなって突進するので、進路にいた
子供やメスは逃げ遅れると踏み潰されて死ぬことがある。
しばらく観察していたが、雨がひどくなってきたので青空見えているほうに
移動。
Abbot Lagoonを散策。Wesrern Bluebird(チャカタルリツグミ)がたく
さんいる。目の覚めるような青できれいな鳥だ。
Ruddy Duck(オタテガモ)を初めて見た。繁殖期には赤っぽくなるんだけ
れど、今は地味です。
Western Grebeの死体。足の水かきがつながっていないのが、カイツ
ブリ類の特徴です。
あれ、誰かいる・・・と思ったら、Lauraだ!既に3時。ここに寄るとは言って
なかったし、もう会えないとあきらめていたところだった。
Lauraはビジターセンターでだいぶ待っていたが、二人来ないので、
適当に散策していたようだ。Dennisってば、11時半にビジターセンター
で合流と約束したのに、それをころっと忘れていたらしい。Georgeは
来るのやめたようだ。
車を一台にして、日没までしばしいっしょに行動。
夕方の斜光で、ミュールジカが美しい。
この小道でCalifornia Quail(カンムリウズラ)が出たが、逆光であの
ちょんちょこりん(頭におもしろい飾りがある)が見えず残念。
それぞれの車でSan Franciscoに戻り、Lauraのアパートで合流する
ことにして別れた。
夜は、LauraとGeorge(Lauraのお姉さんの彼)と4人で外食。
GeorgeはDennisの部屋に泊まることになり、おいらはLauraのアパ
ートに泊めてもらうことになった。
Schoolという台湾犬とCricketという名の黒猫がいる。猫はいつも隠れて
いて出てこないというが、おいらには寄ってきて触らせてくれたので、
Lauraがびっくりしていた。
もう始まっていたんですね。
地球がまぁるいって、実感できそうな立ち位置。
灯台、小さくてもなかなか良いセンスです。
途中の箱みたいなところは、階段にでもなってるんですか?
それとも、ただの見晴らし台ですか?
この日は人が少なかったけれど、クジラがたくさん通る時期には混雑して、車も途中までしか入れず、シャトルバスが運行されるといいますから、狭くて急な階段は大渋滞するはず。