10月15日の月山
2007年 10月 16日
小雨のぱらつくなか、出発。じき雨はあがったが、灰色の空。
と・・・小さな白いものがちらちら。
雪!小雪が舞ってる!さっきまで晴れてくれと願っていたのに、この瞬間に
「降れー!積もれー!」と念じてしまったが、じき止んでしまった。
山頂につき、神様、仏様はまっすぐ目的地に行こうとしたが、おいらはイヌワ
シが見たくて、ちょっと足を伸ばすことに。
いつもの場所から双眼鏡で探すも、見つからず。ずいぶん雪が減ってしまっ
たなぁと、ぐるっと見渡してみたらば、岩の上に雪玉のようなもの発見。13日
の雪だるま地点のような?でも、まさか残っているとは・・・
大きめの子は頭がなくなっていたけれど、おいらのちびっこは耳がとれただ
けで、尻尾健在。よくぞがんばっていたものだ。日中の日差しだけでなく、
ここの強風でよくふっとばされなかったなぁ・・・
けなげな雪だるまに感動じゃ。しかし、神様たちがお待ちなので、証拠写真
撮って急いで合流。
ずんずん下っていると、ちょっぴり青空がのぞいてきた。振り返ると、
東万年雪が真っ白に輝いている。これは新雪があるに違いない!
と言うと、二人に「はい、見に行ってらっしゃい」と送り出された。
やはり新雪!しかも、スキーの跡が!!前日雪だるま会長はここで滑って
いたのね。わずか20mにちびてしまった雪渓に短いシュプール。そして
不自然な雪の塊が突っ立っているのは、会長の作った雪だるまでは?
元雪だるまの隣に、本日の新作を並べてみました。
目的地までは下り一方。どんどん紅葉が見事になっていくが、青空は
つかの間で、暗くなってしまい、なかなか色が映えない。
ここにちょっと光が当たれば、日本庭園のごとき美しさなのです。
かわいい小屋と小月山。
ナナカマドの赤が美しい。
小屋に荷物を置き、小月山へ。ドウタンの鮮やかな紅よ!
真上は晴れているが、西の空は雲が多く、太陽は山の端でちらと出たかと
思うとすぐに沈み、薄色の夕焼け。
後は食べて寝るだけー。あ、神様はお神酒を飲みますな。薪ストーブのおか
げで凍えずにすみます。薪の燃える色、ろうそくのゆらぎ。暖かく柔らかな
オレンジだね。
夜、小屋の真上は満点の星空。そして山形市の夜景がきれいでした。
このまま朝まで晴れてくれたらいいのに、と思いながら寝袋へ。