帰ってきた?

85歳の叔父が入院して早三週間。
79歳の叔母が毎日、病院に詰めて世話をしている。
元気で年齢を感じさせない叔母だが、病人の世話というのは、体だけでなく、
精神的につらいものだ。

特に病人がだんだん弱っていくように見えるときは、しんどい。
入院の原因となった肺炎がよくなったのに、しばらくして話さなくなり、自力で
食べられなくなり、目に焦点あわなくなった叔父。
すぐに寝てしまう叔父に話しかけ、ゆすり、天気のよい日は車椅子で外の空気
に当て、なんとか刺激を増やす。
脳の血流を促す薬が効いてきたのか、叔母の懸命な介護の効果か、今日は
目に見えて、調子のよかった叔父。

月山・鳥海の写真集を持って行ったら、目に輝きが戻った感じがした。
元気だった頃は、撮影のため、国内外、ずいぶんと歩いた人だ。

入院後、違う世界に行って、こちらの世界にいる時間がとても短くなっていた
が、今日はずっと目に力があり、写真を見て話をすることができた。

あちらの世界とこちらの世界を行ったり来たり・・・といっても、こないだまでは、
こっちにいない時間の方が長かった。「一日23時間寝ていた」らしい。
起きていても、目に焦点あっていないときは、こっちの世界にいない。
ぼけてしまったのとも違う。心ここにあらず、というか、生きているのに生きて
いない状態。なんなんでしょう・・・?

このまま、こっちにちゃんと帰ってきてくれろ。
by akanezumi1984 | 2007-04-23 20:51 | つぶやき | Comments(0)

気がつくといつもここにいる・月山依存症末期患者の日記


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