ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)
2007年 04月 05日
だが、深夜一時半くらいから騒々しくて寝てられません。
さっと支度して、食堂で軽食。こんな時間ですが、チャーハンと焼きそば、
甘くないフレンチ・トースト、飲み物が準備されていたが、すぐ急登になる
ので、控えめに。
真っ暗な中、ヘッドライトつけて、いざ出発!
ここから先、ビァンは留守番。
山頂までは2.5キロ。標高差823m。暗闇の中、黙々と歩く人が多い中、
あいかわらずハイテンションなおいらたち。昨日不調だったM氏も、今日は
大丈夫そう。
空には満点の星と、満月に近い月。
日の出前に山頂直下につくが、めちゃくちゃ風が強くて寒いので、ラザルス
君から、岩の隙間で明るくなるまで待つよう指示される。適切な指示です。
冷たい強風で体感温度かなり低く、凍える。
明るくなったところで、山頂へ。
狭い山頂は、記念撮影する人の順番待ち。こんなときも、笑顔で他の人た
ちのシャッター押しをしてあげまくりのラザルス君。いい奴だ。
登山道のある側の反対側は、すっぱり切れ落ちている。
影キナバルだー!
山を歩き始めてからずっとテンション高い二人だが、このすばらしい眺め
にさらにテンション上がりっぱなし。
カーメーハーメーハー!ドラゴン・ボールはマレーシアでも人気あったみたい。
氷を持って、ご機嫌のラザルス君。雪はまったくなく、氷もときどきしか張ら
ないらしい。氷が見れてラッキーだねと言われたが、おいらたち、雪と氷の
世界からやってきたんだよん。
ロバの耳峰。
南峰。
通常は登頂後、一気に登山ゲートまで2200mを下るのだが、おいらたち
は、途中から別ルートのマシラウ・ルートで下山するため、今日はラバンラタ
にもう一泊。なので、急ぐ必要はなく、お茶したり、撮影しまくり、嬉しくてふざ
けまくりでキナバル満喫。
まじめなM氏ですが、花と雲海を構図よろしく撮影するため、横になっとります。
こんなとこは登りません。(写真横を縦にしただけ)
山に不慣れな人もたくさんいるので、こんなところで渋滞する。
ロープ使わずに、すぐ近くを歩いていけそうなところがあるのだが、一応
おりこうさんにして、順番を待ちます。
ラバンラタ小屋に戻って朝食。朝でも昼でも夜でも、基本的に炒め物。
毎回おいしいのだけれど、おひたしとか浅漬けとか煮物、生野菜など
食べたくなるわい。
朝食終わって、まだ午前10時。あとはずっと自由時間である。
シャワーと洗濯・・・と思ったら、お湯が出るのは午後3時からだった。
とりあえず、葉書を買って、デッキで葉書書き。昨日に比べ、風があって
寒いので、ぽか暖シートにくるまって・・・
んが、さらに風が強くなって寒さつのり、食堂へ。んー、中は快適。
昼食後、ガスってしまい、寒いは景色は今一だで、デッキで恍惚タイムは
無理で、昼寝したり、部屋からマン・ウォッチングしたり。
これが正しきポーター姿。伝統的な篭とアディダス・カンポンだ。
篭は肩と頭の三点支持。
もっと大きい荷物を背負う人たちは、日本の背負子に似た道具や、
穀物袋に背負い紐つけたザックなど工夫している。
あり、けが人発生。足を痛めて歩けない女性がタンカで下山。
屈強の男四人で担ぎ下ろす。しかし、段差の大きい階段、梯子がやたら
多い道だから、大変だなぁ。乗ってるほうもけっこうきついだろな。
これは有料。60RMって言ったっけ?メモしないとすぐ忘れてしまう。
ヘリだと500とか・・・でも、日本に比べると破格の安さか。
ちょいとお散歩に出てみる。花を見たり、鳥を見たり。
ガイドなしでは、すぐ近くのヘリポートとすぐ上の小屋までしか行っちゃだめ、と
言われたのであるが、あまりに近すぎてつまらないので、導水管に沿って登山
道じゃないとこ歩いてみたりした。(植物踏まないよう、ぴょんぴょん)
これは、キナバルコゴメグサ?
月山でなじみの花に似たのを見つけると、ちょっとうれすい。
さて、午後3時を過ぎたが、今日は湯沸し調子悪いようで、五時までお湯出ない。
ま、昨夜のように深夜起きしなくてよいから、かまいませんが。
5時過ぎたが、なんとなく信用できず、体冷えると眠れなくなるしな、とパスした
ら、M氏がシャワー途中で水になったと・・・パスして正解でした。
今日は時間がたっぷりあったので、ビァンに質問攻め。
紙幣の絵の説明やら、この地の農業についてやら、食べ物についてやら、
ガイド資格についてやら。
彼は農業研修生として日本に住んだことがあるので、農業関係の用語も
しっかり日本語で話が通じる。
日本語ガイドって、英語があまり話せない日本人の英語レベルの場合も
あるけれど、彼はほとんど不自由なく話せる。
日本の食べ物は刺身以外、たいてい好きだったと言うが(納豆は大好き)、
お米は日本のより、こっちのぱさぱさごはんの方が好きだという。
やっぱり長年慣れ親しんだ味がよいのだね。
おいらは、日本のふっくらごはんがいいなぁ。
アディダス・カンポン、いつか見してね。
(「お出かけ」というカテゴリもよいわ。)
アディダス・カンポン、思わず土産用にたくさん買いたくなりましたが、サイズのこともあるし、安いけどかさばるので一つだけ。
地平線オークションに出すという手もあるなぁ。
思っていたけど、やろうと思えばできるのね?
でも、ポーターの人件費が安いからできるのかも・・・
キナバルまで行って、馬鹿全開の二人でした。
二人そろうと、馬鹿指数がはねあがるので、普段の物静かで
孤独を好む性格を信じてもらえません。