人気ブログランキング | 話題のタグを見る

気がつくといつもここにいる・月山依存症末期患者の日記


by akanezumi1984
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)

登山道渋滞防止に、時間差で動くため、我々は2時起き二時半発の予定
だが、深夜一時半くらいから騒々しくて寝てられません。
さっと支度して、食堂で軽食。こんな時間ですが、チャーハンと焼きそば、
甘くないフレンチ・トースト、飲み物が準備されていたが、すぐ急登になる
ので、控えめに。
真っ暗な中、ヘッドライトつけて、いざ出発!
ここから先、ビァンは留守番。
山頂までは2.5キロ。標高差823m。暗闇の中、黙々と歩く人が多い中、
あいかわらずハイテンションなおいらたち。昨日不調だったM氏も、今日は
大丈夫そう。

空には満点の星と、満月に近い月。

日の出前に山頂直下につくが、めちゃくちゃ風が強くて寒いので、ラザルス
君から、岩の隙間で明るくなるまで待つよう指示される。適切な指示です。
冷たい強風で体感温度かなり低く、凍える。
明るくなったところで、山頂へ。
狭い山頂は、記念撮影する人の順番待ち。こんなときも、笑顔で他の人た
ちのシャッター押しをしてあげまくりのラザルス君。いい奴だ。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_17363448.jpg

登山道のある側の反対側は、すっぱり切れ落ちている。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_17375524.jpg

影キナバルだー!
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_1738102.jpg

ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_1743555.jpg

山を歩き始めてからずっとテンション高い二人だが、このすばらしい眺め
にさらにテンション上がりっぱなし。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_22241773.jpg

ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_17421956.jpg

カーメーハーメーハー!ドラゴン・ボールはマレーシアでも人気あったみたい。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_17441733.jpg

氷を持って、ご機嫌のラザルス君。雪はまったくなく、氷もときどきしか張ら
ないらしい。氷が見れてラッキーだねと言われたが、おいらたち、雪と氷の
世界からやってきたんだよん。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_1747170.jpg

ロバの耳峰。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_17473970.jpg

南峰。
通常は登頂後、一気に登山ゲートまで2200mを下るのだが、おいらたち
は、途中から別ルートのマシラウ・ルートで下山するため、今日はラバンラタ
にもう一泊。なので、急ぐ必要はなく、お茶したり、撮影しまくり、嬉しくてふざ
けまくりでキナバル満喫。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_17542713.jpg

まじめなM氏ですが、花と雲海を構図よろしく撮影するため、横になっとります。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_22252444.jpg

こんなとこは登りません。(写真横を縦にしただけ)

ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_17581022.jpg

山に不慣れな人もたくさんいるので、こんなところで渋滞する。
ロープ使わずに、すぐ近くを歩いていけそうなところがあるのだが、一応
おりこうさんにして、順番を待ちます。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_1804319.jpg

ラバンラタ小屋に戻って朝食。朝でも昼でも夜でも、基本的に炒め物。
毎回おいしいのだけれど、おひたしとか浅漬けとか煮物、生野菜など
食べたくなるわい。
朝食終わって、まだ午前10時。あとはずっと自由時間である。
シャワーと洗濯・・・と思ったら、お湯が出るのは午後3時からだった。
とりあえず、葉書を買って、デッキで葉書書き。昨日に比べ、風があって
寒いので、ぽか暖シートにくるまって・・・
んが、さらに風が強くなって寒さつのり、食堂へ。んー、中は快適。
昼食後、ガスってしまい、寒いは景色は今一だで、デッキで恍惚タイムは
無理で、昼寝したり、部屋からマン・ウォッチングしたり。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_1882736.jpg

これが正しきポーター姿。伝統的な篭とアディダス・カンポンだ。
篭は肩と頭の三点支持。
もっと大きい荷物を背負う人たちは、日本の背負子に似た道具や、
穀物袋に背負い紐つけたザックなど工夫している。
あり、けが人発生。足を痛めて歩けない女性がタンカで下山。
屈強の男四人で担ぎ下ろす。しかし、段差の大きい階段、梯子がやたら
多い道だから、大変だなぁ。乗ってるほうもけっこうきついだろな。
これは有料。60RMって言ったっけ?メモしないとすぐ忘れてしまう。
ヘリだと500とか・・・でも、日本に比べると破格の安さか。
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_18211711.jpg

ちょいとお散歩に出てみる。花を見たり、鳥を見たり。
ガイドなしでは、すぐ近くのヘリポートとすぐ上の小屋までしか行っちゃだめ、と
言われたのであるが、あまりに近すぎてつまらないので、導水管に沿って登山
道じゃないとこ歩いてみたりした。(植物踏まないよう、ぴょんぴょん)
ボルネオ日記6(3/31キナバル山頂へ)_f0118332_18253962.jpg

これは、キナバルコゴメグサ?
月山でなじみの花に似たのを見つけると、ちょっとうれすい。
さて、午後3時を過ぎたが、今日は湯沸し調子悪いようで、五時までお湯出ない。
ま、昨夜のように深夜起きしなくてよいから、かまいませんが。
5時過ぎたが、なんとなく信用できず、体冷えると眠れなくなるしな、とパスした
ら、M氏がシャワー途中で水になったと・・・パスして正解でした。
今日は時間がたっぷりあったので、ビァンに質問攻め。
紙幣の絵の説明やら、この地の農業についてやら、食べ物についてやら、
ガイド資格についてやら。
彼は農業研修生として日本に住んだことがあるので、農業関係の用語も
しっかり日本語で話が通じる。
日本語ガイドって、英語があまり話せない日本人の英語レベルの場合も
あるけれど、彼はほとんど不自由なく話せる。
日本の食べ物は刺身以外、たいてい好きだったと言うが(納豆は大好き)、
お米は日本のより、こっちのぱさぱさごはんの方が好きだという。
やっぱり長年慣れ親しんだ味がよいのだね。
おいらは、日本のふっくらごはんがいいなぁ。
Commented by yamaneko299 at 2007-04-05 21:43
うおおぉ!さっそく盛りだくさんだ!ゆっくり読ませてもらうなり。
アディダス・カンポン、いつか見してね。
(「お出かけ」というカテゴリもよいわ。)
Commented by akanezumi1984 at 2007-04-05 23:09
いやー、一気に勢いで更新しました。一週間の旅のうち、最初の一日と、最後二日はほとんど移動だけ。正味4日分だから、全部いけるかなと思ったら、やっぱり無理でした。
アディダス・カンポン、思わず土産用にたくさん買いたくなりましたが、サイズのこともあるし、安いけどかさばるので一つだけ。
地平線オークションに出すという手もあるなぁ。
Commented by nabe at 2007-04-09 22:23 x
キナバル行けなかったからここで登った気に~
それにしても設備が本当に素晴らしいんですね!噂以上。
そしてさすが2人!余裕で楽しんでいる様子が伺えちゃう。
やっぱり行きたい病発病!!
Commented by akanezumi1984 at 2007-04-09 22:56
行きなさい(笑)日本の山小屋、山なんだし、不便なのは当たり前と
思っていたけど、やろうと思えばできるのね?
でも、ポーターの人件費が安いからできるのかも・・・
キナバルまで行って、馬鹿全開の二人でした。
二人そろうと、馬鹿指数がはねあがるので、普段の物静かで
孤独を好む性格を信じてもらえません。
by akanezumi1984 | 2007-04-05 16:19 | Borneo | Comments(4)