野鳥の会山形県支部設立40周年だから、海外ツアーしてみっだい!と支部長が言いだし、入会当時高校生だったけれど今や立派な海外探鳥ツアーガイドになったI氏にガイドをお願いして、台湾4日間のツアーが実現。おいらが入った時はまだ支部ができて5年の若い支部だったんだなぁ。
そんなわけで、10年ぶりくらいに海外へ。朝の便だったので、成田に前泊が必要で、節約のために山形からバス利用したので、出国前日の朝に家を出て成田のホテルに夜着くという・・・
成田に行くのが一番遠い(笑)
参加の皆さんと16日朝に合流して、台湾へ。
空港からバスで桃園駅に移動、さらに台湾の新幹線で移動後に、最終日までずっとこの貸し切りバス。台湾のバスはみな派手で、サイドミラーの形が独特で虫の触角みたいでした。
初日は移動に思いのほか時間がかかり、大雪山の宿に着いたらもう夕食の時間でレストランに直行。入るといきなり、大きなガンダム・・・なぜここに?
ブュッフェ形式で、楽しく夕食。
夕食後に暖かい服装で夜探開始。標高が2000m越えているので、高い山にしかいない動物や鳥が見られるのです。
なんと、かなり見るのが難しいと言われるタイワンカモシカを近くで見ることができ、ラッキーでした。
今回の目玉、カオジロムササビは個体数が多いようで、宿の中からも声が聞こえ、何度も見ることができた。顔からお腹が真っ白で、上面は栗茶色。鼻がピンクだし、悶絶級のかわいさ!
日本のムササビの声はお世辞にもかわいいと言えないが、このムササビはピーピーかわいい声で鳴いていた。
樹上生で滑空もするため、バランスとれるよう尾がすごく長くてふさふさ。一度、フクロウいないかと丹念に道路脇をライトで探していたら、たまたま飛び出しをとらえることができて、頭の上を道路横断して飛んで行くのをばっちり下からライトで照らすことができた。
我ながらグッジョブだったと自画自賛。空飛ぶ白いさぶとんでした。
フクロウ類には会えなかったけれど、ハクビシンやコウモリも見られ、酔ったおじさんみたいなキョンの声も聞こえ、満足して就寝。
2日目朝は、早朝からミカドキジを探すが、見つからず。小鳥類はたくさん見られた。
よく見られるあたりを丹念に探したが、結局ミカドキジは見られず。でも、サンケイというド派手なキジは雌雄とも間近でじっくりと観察できた。
標高が高いので濃霧になりやすく、過去のツアーではこんなに晴れたことはあまりなかったらしい。
朝食後も探鳥し、バスでポイント移動しながらさらに探鳥。
昼食の場所が見晴らしのよい場所にあり、鳥もいろいろ見られるので油断ならない(笑)
ここでも、次から次に出て来て、これで終わりだろうと思ってから生の魚が出て来て卓上コンロで煮たり・・・何種類出て来るかわからないので、最初から食べ過ぎないようにしないといけません。
食べ終わったあたりで、すぐ近くの斜面にカザノワシが出てくれた。ものすごく幅の広い翼でわかりやすい。
山を下り、台中の街中へ。温度差がすごく、むっとする暑さに汗ばむ。
このド派手なお寺の屋根に小鳥類がいろいろいて、ここだけでも楽しめた。
バス降りてすぐに屋根の小鳥たちにひっかかっていたら、ここの目玉は中にいると手招きされる。タイワンオオコノハズクが昼の塒にこのお寺を使っていて、見上げると眠そうな目でこちらを見ていた。