昨夏、ライチョウサポーターの雨飾さんに白馬大池近くのライチョウがよく見られるところを案内していただいた時に、白いのも見たいねという話になり、3月に乗鞍行こうと約束していたのだった。
金曜夜に出かけて、土曜の早朝安曇野に到着。一時間半くらい車で寝て、雨飾さんと合流。他の皆さんとの待ち合わせに一時間も早く集合場所の乗鞍スキー場駐車場着。
おいおい皆さんも集まり、予定より早く出発。まずはリフト3本乗り継いでゲレンデトップに向かいます。
リフトとリフトの間はけっこう離れていて、ちょっと歩きます。既に標高2000mくらいですが、ここ、夏はバスが通るんだ・・・
最後のリフト。土曜で予報もよいので、賑わってます。
リフト終点。ここからハイクアップです。みなさんバリバリの山スキーヤーで、おいらだけスノーシュー。
風がなく、お日様さんさんなので、歩くと暑い。
ん?雨飾さんが2人いる!事件(笑)ザックとウエアの色が同じ人が通過ー。
ツアーコースを一時間ほど登った後、ライチョウがいる可能性のある樹林に入って、探しながら登ります。
こんな快晴では、ライチョウは木の周りのくぼみに隠れているとのことだったが、後でこの時期はもうオスは稜線まで行ったり来たりしていると知る。
穂高がどーんとど迫力でそびえてます。ライチョウは天気悪い方が見やすいのだけれど、いい天気でないとこの景色は見られない。
しばらく樹林のずぶずぶに苦戦した後(スノーシューでは雪ごとずりずりして、トラバースきつかった)位ヶ原の開けた雪原に出た。
風が当たるところは雪が締まっているので歩きやすい。
みんな散開してライチョウを探しながら進む。木の根元をチェックしていくと、あった、あった!ライチョウのためフン。
ここで一晩休んだのだろう。くぼみにフンがごっそり。
ライチョウの足跡も発見。足の裏までびっしりとふかふかの羽毛で覆われているので、まるで水かきがあるような形。
眼下に位ヶ原山荘が。小屋に下る間も、木のあるところを探しながら行く。
2月から毎日営業している位ヶ原山荘。布団があり、食事もできる営業小屋。
ストーブとこたつがある楽園!
土曜はライチョウ的には最もよくない快晴でしたが、日曜はライチョウ日和?
食堂のストーブ周りで団らん。
昼ご飯二日分のパン4個買ってあったが、おいしそうなのでうどんを注文。きくらげたっぷりで、梅干しもちょこん。
標高高いからちびうさ作るの大変かなと思って行ったが、日差しで表面の雪が緩んでいたのでチャンス。左がおいら。右が雨飾さん作。
雨飾さんもおいらの影響で作るようになって、ここ数年長野で作り続けてくれていて、ちびうさ長野県支部長なのだ。
ここは鳥海山の山頂くらいの高さなのに、夏はバスが来るってか。
みなさん食堂でビール飲んだり、団らんしている間、おいらはこたつでちょっと昼寝。ほとんど寝てなかったからね。
3時からまたみんなでライチョウ探し。小屋のすぐ北側に散開して探しながら登る。行きは当たらなかったが、帰りに沢よりに歩いたら、たくさん足跡が見られた。
まるでノウサギみたいな感じ。冬の間はずっとダケカンバの芽を食べているそうで、細い枝先が低く出ているところをついばんでいる。
夕食は、小屋名物のシカ鍋。肉の下に野菜がたっぷりなのが嬉しい。薄味だけどおいしいスープ。
鍋の他におでんの小鉢と温かいチキンのホイル焼き、きんぴら、サラダ、リンゴのワイン煮。
消灯時間まで、こたつ宴会!しかし、ツアーの団体さんがなかなか到着しなくて、なんだかやきもきしながらだった。
結局着いたのが8時半!無事でよかったけれど、ガリガリクラストの急斜面をアイゼンに慣れてない団体さんが真っ暗になってから下山は怖すぎるなぁ。
外は星がすごく近くてきれいでした。
日曜は4時半に起きて5時に朝食!朝ごはんも全体に薄味で、おいら好みでした。
天気が悪くなるので、予定より早く下山することになったが、他のみなさんがご飯の後少し休憩する間、おいらと雨飾さんだけで一時間ちょっと近くをライチョウ探し。
昨日の足跡は上に向かっていたが、夜から朝は餌場と隠れ場所になる木のあるところに戻ってるのを期待して探し回ったが、残念ながら見つからず。
でも、幻想的できれいだ。
7時にみなさんと合流し、下山開始。
おやっ、晴れてきたぞ。
雪の予報がこんないい天気に!でも、一時的なもので、ここから少し行ったら雪になりました。
スキーの方たちはびゅんびゅん滑って行く。雨飾さんはところどころで待っててくれたので安心して下れた。
帰りはリフト乗れないのでちょっと長かったが、それでも9時前に駐車場に着いてしまった。
温泉に入ってから、素敵なカフェに寄り道。
お店に着いてまだ10時。ケーキセットもいいなと思ったが、朝ごはんが5時だったのでお腹がぐうぐう、10時半に昼ご飯たべちゃった。
楽しくお話して、お昼くらい解散。
当初予定だと山形帰るのは深夜と思っていたので、ウサオを月曜までお願いし、場合によっては安いゲストハウスに一泊してから帰ってもいいかなと思っていたが、早く下山したのでそのまま帰ることに。
真っ白のライチョウには会えなかったが、フンや足跡を探して見つけられただけでも、わくわくしてとても楽しかった。
土曜は天気がよくて素晴らしい景色が見られたし、山小屋は快適だったし、同行のみなさんがとても楽しい方たちだったしで、長距離運転して行った甲斐ありの週末だった。