昨日の夕方には、「明日は晴れるから、早く起きられたら鳥海山の御浜あたりまで行って、いなかフェ寄るとかもいいかも」なんて思っていたが、夜更かししたので朝になる前に早起きは断念。
月山の山頂にするか、ブナ林散策にするか、どうしようかなーと朝ぐずぐずしてたら、公園管理人のSさんが午後から日暮沢小屋に管理に行くと聞き、同行させていただくことにして、のんびり。
少し早めに出て、生まれたばかりの双子の子ヤギ見に寄り道。
不審者に心配げな顔のお母さん。
箱入り娘?息子?
先に生まれた子ヤギはもうこんなに大きくなってる。この後頭なでたら、お母さんにべろべろなめられていたから、頭がびしょびしょだった。
子羊も大きくなったー。
新緑がきれいな本道寺にも寄り道。
きくまろカフェで、ランチにトルティーヤ。ソーセージはくんせい工房ぽれぽれのだそうな。
自分の車は林道入り口付近の知人宅に置かせていただき、Sさんの車で移動。もう熊スベリ沢まで車で行けるようになりました。そこから日暮沢小屋までは10分ほどですが、道ぶっこわれてますなぁ。
到着。
荷物置いて、まずは取水口の点検。集水マスの枯葉を掃除。
今日から小屋の水洗トイレが使えるようになりました。
さて、本日の嬉しい出会い。小屋に入ってすぐの登山届を入れる箱を開けたら、ヤマネがーーー!
ゴミだと思ってとろうとしたSさんびっくりー(笑)
とりあえず回収。爆睡していて全く起きる気配なし。例年なら周りにまだ雪があるのに、今年は既に全くないので、本格的な冬眠からは覚めているはずだけれど、まだ行ったり来たりな感じなのだろうね。
先月22日に管理に来た時にはいなかったとのこと。建物にはヤマネが入る隙間ないのではとSさん。
でも、うっかりな登山者が2階と3階の窓開けっ放しにしていたので、そこから入ったのだろうか?
なかなか起きないので、小屋の外で外敵に見つかりにくそうなところを探し、空調の穴に入れてみたが、ちょっと作業してから見に行ってみると、一匹下に落ちていた。が、そのまま寝てて動かないので、また穴に入れて小屋の掃除とかしてから見に行くと、また地面に寝ていた。
フキの若葉を濡らして差し出したら、寝たまま舐めはじめ、さらに前足でつかんで舐めはじめ、いくらか覚醒してきたような。
目が開いてきた!このあと、少ししたら一匹はいなくなっていた。もう一匹も目が開いたので、新たな寝場所探しに行ってくれたかな?
3階の隅に断熱材を齧ったようなゴミが・・・でも、天井を見ても穴とか隙間がない。
どっから来たんだ?この断熱材のかけら・・・
例年ならまだ雪で埋まっているので、こんなに早く小屋に水ひいたのは初めてだそうです。
サンカヨウが咲いてる!早いんでないかい?まだカタクリとかニリンソウが咲いているのに。
ダムの少し手前で車から降りて、根子までぶらぶら歩いて行きます。
ここもリュウキンカがきれいでした。
あちこちでクロサンショウウオの卵塊が見られた。
クロサンの卵塊のすぐ隣にトウホクのも。
まだ膨らみきらない新しい卵塊もあって、まだ周りにサンショウウオいるんじゃないかと探したが、イモリばかりでがっかり。
帰りの4kmくらいだけの歩きなので、小鳥でも撮れないかと一眼持って行ったが、鳥もさっぱりだった。
ヤマネで運を使い果たしたのだろう。ヤマネに会えただけで十二分に幸せな一日。