久しぶりに北へ(2/1-2/3)
2016年 02月 04日
3日間の現場が無事終わった。
久しぶりの長距離運転だったが、アタリメ齧って睡魔と闘い、無事帰宅。
仕事的には、全く成果がなくてモチベーション維持するのがきつい場所だけど、まぁ日がな周りを見ていれば、たまにはいいことあるもので。(ほとんどの時間はなにもないけど)
中に雪入ってますよ・・・しばらく放置されてるみたいな。
3日目だけ気温がプラスになったが、2日間は最高気温がマイナス2℃とか3℃。
平坦な土地で海が近いため、風が強くて雲の動きが速くて目まぐるしく天気が変わる。降ったり止んだり、晴れ間が出たり。青空が出て喜んでいると、いきなりぶぉーっと雪が吹き付けるので、車のハッチバックも開けておけない。末端冷え性で、じっとしてるとすぐに手足が冷たくなるので、うろうろして温まる。
スノーシューで徘徊。牧場に近づいたら、運動場に藁が積んであり、よく見たら牛が!
立派な肉牛さん。最初一頭だけだったが、変な奴来たのがわかったのか、中からさらに3頭出て来た。
退屈してると、こんな出会いにもちょっとだけうきうきするのだ。
ハンノキに立派なヤドリギが一個だけ。どうもこっちで見てるのより葉が大きく感じるけれど、同じ種類かな。
いつ出て来るかわからない鳥を待って、ひたすら空を眺めていると、刻々変わる雲の様子も楽しみの一つ。
鉛色の雪雲に覆われていたかと思うと、切れ目ができて青空のぞいたり、彩雲が見られたり。
林からひょっこり若いキジが出て来て、すたこら道路を横断し、反対側の林に。
キジが歩きながら採食した跡。
一番心癒されるのが、たまーに近くの木に飛来する小鳥たち。今回はマヒワとハギマシコが何度か来てくれた。写真はマヒワ。100羽くらいでにぎやかに飛んで来て、道路に近い大きなハンノキで食事。
特になにもないのに、急にみんなで飛び去り、別の林に行き、また忘れた頃に戻ってくる。
いつの間にか、すぐ目の前の道路端にハギマシコの頭だけ見えたりする。そろーりと見やすい場所に移動すると、マヒワたちが採餌して散らばったハンノキの細かい種子をすごい勢いで行進しながら食べている。
ラッセル、ラッセル。
彼らが去った後のラッセルトレース。
おいらも足が冷え切る度に付近をうろうろと歩いて、トレースだらけにして来た。
牧場だらけ。林と緩い丘が点在。なのにテンの足跡がないなぁ。キツネの足跡とノウサギ、キジくらい。
キツネ出てこないかなー、と、時折空でなく雪原もチェックしていたら、出る出る!
パトロールなのか、同じあたりに二日目と三日目に三回発見。かなり遠いが、テンション上がります。
600mmでもこのサイズ。
かなりトリミング。どうせちゃんと撮れないしと、途中からプロミで50倍で観察。コンテナや杭におしっこひっかけまくりでマーキング。犬と同じ。ハンティングは見られなかったが、片足上げてマーキングするのが見られておもしろかった。
ここの地域に冬行く時のお楽しみ、コクガン。雁の中でかわいさではカリガネ、シジュウカラガンとともにベスト3に入るのでは?色合いがシックだし、声もかわいく、とても好きな鳥の一つ。
現場から宿に戻る途中、漁港に寄り道したら、初日は16羽見られた。どんどん暗くなる時間なのが残念。
二日目も寄り道。日中はけっこう晴れ間もあったのに、漁港に着いた途端に雪がもさもさと降り出した。でも、100羽以上いるー!わーいわーい。暗いし、雪だしで撮影は厳しいが、いっぱいいて嬉しい。
波に揉まれながら海藻をばくばくと食べているのを、漁船の陰にしゃがんでうししーとにやけながら眺める至福の時間。すぐ暗くなるのが残念でならない。
また来週行くけど、ほんの少し日が長くなるかな?
雪の上には降りないと思ってました…