初現場終了
2015年 01月 09日
三日目は朝のうちだけ穏やかだったが、じきに冬将軍が牙をむき、強風が吹き荒れた。初日に掘っていた雪洞を発掘、さらに奥行を広げてツェルトを張り、シートにくるんでデポした三脚の足がなかなか延ばせなくているうちに、また天気が悪くなり・・・ほとんどシェルター内で吹雪をしのぐだけに。
視界が少しでもよくなると外に出るのだが、少し高くなっているところにいて、下からは見えないせいか、カラの混群が下から地点付近の木を目指して飛んで来て、直前まで気づかずに2~3mのところをちーちーと通過して楽しかった。
これにより、最終日の移動がとても楽になった。
よかったのは朝のうちだけで、雪の埋まったデポ品を発掘し、体制整えている間にどんどん真っ白になって視界が悪くなるのだった。
きっと、波があって、いい瞬間があるかも、と思いたかったが、「いくらかまし」になるだけで、今日もほとんど雪洞の中で吹雪をやり過ごすばかりだった。
朝は穏やかだったんだけどなぁ。
地点に登って行く途中でまたカラの混群に会い、3mくらいの距離でエナガ、シジュウカラ、キクイタダキ、ミソサザイなどが見られた。一眼はまだザックの中。
超望遠のコンデジは肩にかけていたがケースに入っているし、まぁ、出してるうちにどっか行ってしまうので、見るに徹した。
元気なカラたちの姿を見てると幸せな気持ちになれる。
結局朝のその一瞬の賑わいだけで、あとはひたすら吹きすさぶ雪を眺めただけだったが、まぁ、雪国の1月なんて、こんなものと諦めるしかない。
キツネの写真はまた別に。