縄張りパトロール(笑)
2014年 06月 09日
そこらにあふれているアマガエルと違って、なかなか見られない種類は産卵の時がチャンスなのだ。
特にサンショウウオの成体は、普段はほとんど見られないので、これを逃してははならん。
まずはモリアオガエルチェック。
毎年同じ頃に産卵するし、雨も降ったから確実と思って見に行ったが、もう終盤かなの状態だった。
カエル団子がたくさん。
待機しているカエルたちもたくさんいて、カエル好きにはたまらない。
まだ木に登らないうちから抱きつくオスもいる。イモリもふらふら。
疲れてしまうのか、団子のまましばらく動かないでいるが、待っていると、またかきまぜ始める団子もある。
しばらくモリアオガエルを満喫してから、少しガスが上がったようなので、シラネアオイを見に柴灯森まで行ってみることに。→後で別に写真あげます。
視界があまりに悪いのと、時間も遅いのとで、柴灯森ピストンでシラネアオイ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンチドリなど見てから、ホワイトアウトの姥をそろそろ下山。
もう午後3時だが、博物園のクロサン池のチェックに向かう。
残念ながら、まだ一匹も来ていないようだった。時間も時間だし、とっとと戻るつもりだったが、キツツキの雛が餌をねだる声がして、きょろきょろ。
どうやらこの穴にいるようです。大きさからアカゲラかアオゲラ・・・アカゲラかなーなんて考えていたら、嘴いっぱいに虫をくわえたアカゲラが来た。巣の近くに止まってからこちらの存在に気づいて警戒して戻ってしまった。ちょっと距離をとって木の影に隠れてみたが、それでも警戒しているようなので、立ち去ったため、巣に餌を運ぶ親の写真はなし。
往きと違う道で戻り、カエル池をチェックしたら、クロサンとトウホクサンショウウオの卵が少し見えたので、じっくり探してみると、いたいた。クロサンは水面のゴミが多いところでよく見えないが、トウホクのところはちょうどそこだけゴミがなくて、よく見えるので撮影できた。
これまで、ここの森ではクロサンショウウオの産卵は何度も見ているが、トウホクは卵塊した見たことがなかった。今回じっくり見られてラッキーだった。
ほかにもエゾハルゼミの抜け殻を見たり、コクワガタ見たりで、初夏を感じた。
サンカヨウやユキザサはまだ咲いていなかったが、エゾエンゴサクがきれいだった。
姥山頂~柴灯森の花はあとで別立てに。