一泊でブナの森から山頂へ・前編

以前、スノーシューでご一緒した方が友人を誘って、夏の月山を楽しみたいとやってきた。
ブナの森も歩きたい、頂上に泊まりたい、なるべく違う道を歩きたい・・・とのリクエスト。
直前に豪雨災害があり、どうなるかと思ったが、国道は迂回路があり、登山道もいくつか橋は流されたものの、増水していなければ渡れることが確認できたので、計画通りに歩くことができた。
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ブナの林床にひっそりと咲くイチヤクソウ。
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最初涼しく感じた木陰も、歩くとむしむしと暑くて汗をかき、冷たい湧水がおいしいのなんの!
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目に涼やかなギンリョウソウ。
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しかし、目玉親父軍団は不評で「ぎゃーっ!」と悲鳴が上がりました(笑)そんなに気持ち悪いかなー。かわいいのになぁ・・・ぶつぶつ。
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コクワの花。
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この時期ほとんど歩く人のいない大門海コースで姥沢へ。
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もう沢も大斜面も終了してますが、まだまだスキーヤー、ボーダーがいます。Tバーリフトはこの週末が最後だったようです。
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このところ雨の日が多くて、雪渓は劇的に減りましたが、まだどこから歩いても雪渓歩きは必ずあるので、スニーカーとかウォーキングシューズではなく、登山靴で。できればストックと念のために軽アイゼンもあったほうがよいと思います。登りは大丈夫でも下りで神経を使います。たまに凍っているところもあるので、ご注意を!
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姥~金姥にかけてはニッコウキスゲ、コバイケイソウが見ごろ。ハクサンチドリ、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ、トモエシオガマ、エゾシオガマ、ゴゼンタチバナ、ハクサンシャクナゲなど、花が変わってきました。もちろん雪解け時期のずれでまだまだ咲きたてのチングルマやヒナザクラ、ミツバオウレンなどなども見られます。
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やっと一輪見つけたリンネソウ。悲しいかな毎度ピントが合ったためしがない・・・
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今年初のウメバチソウ。
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ハクサンフウロ。
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毎年見かけるこのエメラルドのゾウムシは、ヒメシロコブゾウムシでよいのだろうか?
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ずっと雲の隙間から小さな青空が見える程度で、まさか見えると思っていなかった鳥海山が!
疲れもふっとび、テンションが上がります。
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高いところにある雲と、眼下にある雲。淡いオレンジの海に粟島と佐渡が見えました。
厚い雲で日没は見えなそうなので、あきらめて小屋に入り、楽しみにしていたご飯タイム。
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山の上でこのご馳走。頂上小屋の食事のクオリティは素晴らしく、おいらはいつも遠くから来る客人には「どうせ一泊するのなら、下界のビジネスホテルでなく、山小屋に泊まるべし(天気によりますが)」とオススメする。
ご飯食べるためだけに泊まってもいいくらいのおいしいご飯なのだから。そして、天気に恵まれれば、頂上でしか見られない絶景が見られるのである。
いつもは苦手なコシアブラもここで出されると味付けがとてもおいしいので、残さず食べてしまう。
天ぷら盛り合わせには立派な月山タケノコが二本!高野豆腐の煮物、コシアブラの白和え。小鉢はナラタケ、むき蕎麦、ゴマ豆腐。天然ナメコの味噌汁。テーブルごとに大皿の漬物とユキザサのおひたし!
いつもがんばって残さないで食べるのだけれど、今回はゴマ豆腐残してしまい、無念。好きなんだけど、ボリュームがありすぎて・・・ご飯は一粒残さず食べた。
山の上なのに、毎回、とてもおいしいご飯を炊いて出してくれるのが感動なのだ。たまに泊まる現場宿では、残念なご飯のこともままあるのに、不便な山の上でここまでおいしいご飯を出してくれることに、毎度感動する。
もう動けない!ってくらい満腹でよろよろと部屋にひきあげ、なぜか始まるすごろく(笑)
児童向けの本を作っているという客人が、5歳児用のふろくのすごろくの検証を宿題に持参していたので、みんなで協力。目が1~4までしかない紙の簡易サイコロですごろくにしばし興じました。
まさか月山の山頂ですごろくをするとは・・・人生っておもしろい。

後編に続きます。
by akanezumi1984 | 2013-07-22 17:16 | おらいの山 | Comments(0)

気がつくといつもここにいる・月山依存症末期患者の日記


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