銅のスコップ!
2013年 02月 25日
おりしも強い寒気の入った日に豪雪の肘折に向かうという、競技以前に無事に現地にたどり着けるかな一日の始まり・・・
このところしょっちゅう弓張並みのホワイトアウトに見舞われる新庄尾花沢道路は、時々ぶわーな程度で無事通過したものの、新庄から肘折への道のりが吹雪く、吹雪く。
まだ見えてる。
見えませーん。なんとかしてくりー!こんな恐怖のホワイト地獄を乗り越え、途中からなんとなく仲間の車三台がまとまって同時に到着。前泊して前夜祭でのロビー活動で情報収集していた現場監督EさんとO隊長と合流。
会場までみんなでそぞろ歩いて向かいます。
初参加の時は14チーム、昨年は22チームだったのに今回は30チームの参加でぎゅうぎゅう!
開会式の後、まずは掘る場所を選ぶ順番を決めるソリンピック開催。
滑り手は各チームから二人なので、今回初参加のtaroさんとk-ponに滑ってもらいました。
滑走順が2番手で若干不利かと思われたのに、なんとなんと、k-ponがヘッドスライディング方式で最長不倒距離を出してくれました!(せっかく動画撮ったのに、間違って消してしまって無念)
情報収集の結果得られた「いい場所」を一番に選ぶ権利獲得。もちろん隊長がベストポジションをゲット。
各チーム場所が決まった後、一度全員外に出て、ほら貝の合図で自分の陣地にダッシュして掘り方開始!
今回Rちゃん参加できなかったので5人での参戦。一度に掘っていいのは4人まで。待機の一人を有効に使って一枚脱ぎたいとか、水分取りたい、疲れた、などでさっと交代しながら、がんがんと堀り進む。
途中からは今回スカウトしたエースのtaroさん一人に穴の中でばんばんブロックを切り出してもらい、他のメンバーで排雪。このtaroさんの活躍が素晴らしく、あれよあれよと進み、土が出たー!春出たー!
それを持って走り、大会委員長に手渡したところでゴール。我々は陣地選び、道具の搬入など移動のたびに走路を踏んで整備しておくので、ここで転ぶという失態はありません。(けっこう他チームは転びまくる)
次回からシード制になるというので、シード権の得られる10位に入れればと思っていたら、なんとなんと、三位!それって・・・それって・・・
銅のスコップが我らの手に?!
ひとしきり喜んだあと、一人ひとり穴の底に入って記念撮影。
3.8mの雪の底。こんなに深いのです。
他のチームの応援にうろうろ。ナニコレ珍百景チームとして送り込まれた筋肉軍団は、まだ格闘中でした。
地面出しはパワーだけでは勝てないのです。
山形県埋蔵文化財チームもまだまだな感じでした。丁寧に掘っているのでしょう。
昨年優勝したスーパーJチャンネルは、優勝の立役者だった職人さんたちが今回は自分たちのチームで参加したため、強力な助っ人を失い悪戦苦闘してました。(今回23位、職人さんたちは2位。これが実力ですね。)
地元肘折の女子だけでがんばる堀りガール強ガールのゴールはみんなで手をつないで。もうね、かわいさでなにか賞をあげて欲しい!
ふらふらして戻ると隊長が雪だるまを作っていた。これはすまぬ。大事な任務をほったらかしてました。
耳つけを手伝って記念撮影。これも毎回の慣わし。
そして表彰式。銅のスコップは、ひたすら雪を切り出し、上に上げる一番疲れる作業を交代無しでやり遂げてくれたtaroさんに受け取ってもらいました。
上位5位は我がチーム以外は肘折チームばかり。まさかここに食い込めるとは・・・感無量です。
これまでの経験や、監督と隊長による情報収集、そして今回誘いにのってくれた強力助っ人二人(豪雪の西川在住ですからね)のおかげです。
シード権獲得により、来年も確実に参加することができます。
どうしよう、今から来年が楽しみだ。
掘った穴は又埋め戻すの?
そうです、掘った穴は、深すぎて危険なので各自埋め戻します。
豪雪といえば青森の酸ケ湯温泉でもやってほしいイベントですねー。
にゃんたさんは青森のお方ですか?昨年に続き、今年はさらに大変な大雪ですね。というか今年はどこも記録的な大雪か・・・
実は毎冬のように、酸ヶ湯が全国一の積雪でニュースに出るたびに「志津はもっと多いよ」と思っております。
今年は志津の積雪が6m越えました。
全国積雪ランキングで毎年不動の一位、二位が酸ヶ湯と肘折。たいてい上位に入っている大井沢。
肘折も大井沢も志津もみんな月山のふもとです。
「ナニコレ珍百景」忘れず見なくちゃね。(^^)
楽しみ(^^)
勢いありましたか(笑)写真いっぱいですし・・・
ナニコレは放映がいつとは聞いてないですが、わざわざ何人もタレントさん送り込んだからには使われないことはないと思います。