1/12小玉川地区のウサギ狩りと歳頭焼き
2013年 01月 14日
朝、この時期にしては珍しく青空となったが、前日までの降雪でウサギ狩りは厳しいラッセルに。
みなさん、わかんなので、合わせようとわかんにしたら、おいらのわかんは春雪用の小さいやつなので、あまり戦力になれなかったなぁ。小国の厳冬期用の大きいわかん、借りてみればよかった。
以前、別の場所でウサギ狩りの勢子はやったことがあったので、今回は射手の近くで見せてもらうことにした。快く受け入れていただいてありがたい。
だが、あまりの深雪に勢子の足並みをそろえるのも大変だったからか、杉林に駆け下ったウサギの足跡はたくさんあったのに、一向に上に追い出されて来なくて、成果は一羽だけだった。
天然のスノーシュー。
その場で皮はぎ。ナイフを使うのは最後のほうだけだった。後ろ足から始めるのだが、まだウサギが暖かいうちは最初から素手で剥けるのだそうだ。下山してからの解体だと、冷たくなってしまうので、剥き始めにもナイフが必要になるとのこと。(後ろ足の皮にナイフで切れ目を入れる)
子どもの服を脱がせるように皮をつるんとはいでから下山。
お昼前にウサギ狩り終了で、歳頭焼き準備は二時からということで、一度学校に戻って昼食と、ちょっと昼寝。
地区の公民館近くの雪原をみんなで踏み固めることから、歳頭焼きの準備が始まる。
一気に積もった雪なので、かんじきで踏み固めた後でも、ツボアシで歩くとずぼずぼ沈んで穴ぼこだらけになって歩きにくい。
中心に藁束をたくさん詰めて外側に萱をぐるぐる巻きにする。
こちらが一段落するころ、何人かはここまでの通路の雪壁を掘って雪灯篭に。
みんなでやると早く終わるので、暗くなるまでまた時間があり、暖かい屋内で待たせてもらう。
午前中はよい天気だったが、びしょびしょの濡れ雪が降りしきる中の歳頭焼きになった。
火のそばはとても温かく、炎は見ていて飽きない。
古いお札を焼き、お酒を飲んだり、竹に刺して焼いた餅を食べたり。
若奥様は、焼けた木が倒れる方向にいると子宝に恵まれるとのことで、あっちにいろ、ここだここと指示される。
歳頭焼きの後は暖かい室内で新年会。ウサギ汁をご馳走になった。
狩りは素人は難しいでしょうが遠くからでも見たいものです。
歳頭焼きは仙台のどんと祭みたいなものかな。