踏査週間その2終了
2012年 10月 13日
仕事でもないと、歩いて行くのはごく近所だけなので、こんなところがあったのかと発見の多い2週間だった。
今日はたまたま果樹園発見して驚いた。果樹作っているところがあるのを知らなかったよ。
休耕田に目立つアカバナ。花もきれいだが、葉も茎も赤くなって、草紅葉も見事だった。
急に増水した側溝を流されてしまったモリアオを担当さんが長靴差し出して救出。
雨上がりに散歩していたイモリ。
アマガエル
センブリ
昨日も今日も不安定な天気で、晴れて暑いかと思うと、暗くなって冷たい風が吹き、雨になる繰り返し。
昨日の昼は一時土砂降り強風、雹まで降ったが、今日は時々雨が降る程度で済んだ。
今週もマムシに遭遇。
ツチアケビ。花もきれいだというが、まだ見たことがない。
この時期はひっつきむしが多くて、すぐにちくちく、ねばねばしたやつらにまみれる。
かわいらしいスズメウリ。今回気に入った植物のひとつ。
小さくて地味だが、かわいらしいシロバナサクラタデ。
渡りの時期で、アトリの群れが目立った。
オモダカとかミクリとか、これまで全く知らなかった世界。マニアック過ぎて素人にはさっぱり区別がつきません。
今日も仕事中にぽちぽちとむかごをゲット。
つやっつやでおいしそうなクリですが、人んちのクリは拾いません。
水路の中から撮った光景。
先週、今週と植物踏査の助手の仕事だったが、たまたま自分のふるさと近辺が調査地でおもしろかった。
水路でメダカが泳ぎ、カワセミがよぎる。あぜ道を歩けば、数歩ごとに蛙が飛び出す。
ため池や水路、湿地には素人にはさっぱりわからぬマニアックな重要種がたくさんあるようだし、おいらの生まれた町の自然度はなかなかのようである。
特に山の奥に行かなくても、町の中心からちょいとのところにタカがいたり、アカショウビンがいたり、アオバトがいたりする。
今回は久しぶりにキバシリやヨタカにも会えた。
車で実家と自宅を行ったり来たりをいくら繰り返しても気づかない、いいところをたくさん見られた2週間だった。
やぶこぎばっかりできついことはきつかったけどね。サルトリイバラとかノバラとかモミジイチゴのとげとげ攻撃、ウルシ、スズメバチにマムシ、クマ、藪で見えない地面のギャップ、ずぶずぶ沈む湿地など、リスクの多い仕事だったけれど、楽しかった。