ひさしぶりのおらいの山
2012年 09月 04日
どうしてか・・・まぁそんな時もあるものさ。
山はすっかり秋の花。エゾオヤマリンドウが盛りです。
雲が多いので、すぐに山頂が見えなくなるかも、ととりあえず撮っておいたが、その後ガスっても晴れ間がたびたびあり、山日和だった。
草原にはほんのりオレンジが入り、秋色になりかけている。
それでもまだまだがんばるハクサンイチゲ。イチゲとキンバイは6月雪解けから10月雪が積もるまでどこかしらで咲いている。
だいぶ小さくなったが、まだ牛首の雪渓も健在。(登山道上にはありません)
鳥海山は雲の中だが、庄内平野がよく見えた。
ウメバチソウ。
大きな鞘がびっしりついたハクセンナズナ。
まずは頂上小屋に挨拶をして、三角点に行って、それから大雪城でまったりだ。
ミナマトウキ、ナンブタカネアザミ、ミヤマキンポウゲ、シロバナトウウチソウ、ハクサンフウロその他、まだたくさんの花が見られる。
小屋のわんこの写真は撮り忘れたが、とおりすがりの美犬を飼い主さんの許可得て撮らせてもらった。
切れ長の目と小鹿みたいなスレンダーな体で、きれいなわんこ。
ガンコウラン
胎内岩から少し下ると大雪城が見える。まだまだたっぷり残ってる。
雪渓の下にチングルマのお花畑があるから行こうとしたら、へりのざれ場がずぶずぶ。経験上知っているのに、見た目がそう見えないのでつい足を置いてしまう(笑)
雪解け水の流れる音を聞きながら、このお花畑が風にそよぐのをながめて遅い昼食。だれもいない。
風はあるけれど寒いほどでなく、このうえもなく幸せな時間。
このへんはまだ葉が開いたばかりで蕾すらない。やっと咲いたところにまもなく雪が降ろう。
山頂に上り返し、もう一度小屋に寄っておばさんとお茶飲み話して4時頃下山すると、日本海が淡いオレンジに輝き、粟島が見えた。
雲も海も美しくて、嬉しくてじんとする。
地元だからできる、こののんびりっぷり。夜なかなか眠れないので、早朝出発がなかなかできない(仕事や約束のときはしっかり早起きするけと)ということもあるが、遅く出かけて遅くまで山にいると、誰もいなくなって静かで、光がよくなるので好きなのだ。
山好きには手ぬぐい愛好家が多いように思います。月山頂上小屋オリジナルの素敵な手ぬぐいができました。多色刷りなのに800円。月山に行く機会があったらどうぞ。
連休美しい瞬間に出会えるとよいですね。
月に雲にクロユリであのよろし。
クロユリの実物の匂いはやんだけど絵柄はいいねえ。ばき。
買って送って下さい、と言いたいところですが、
自分の脚で登って買わないと山歩きニストの恥ですので
近年の宿題にします。
へば。
品切れにならないうちに買いに来てくださいね。