現場で癒してくれた生き物たち
2012年 06月 16日
目の前が沢でその後ろは急峻な山や崖で、背後も低いけれど切り立った山という環境のため、見られる種類は限られていたものの、車はたまにしか通らず、静かでよかった。
トリミングしたのでぼやっとしてますが、カワガラスの巣立ちっこ。
この子に毎日癒されまくりました。もう親はたまにしかめんどうを見ないので、一人でおぼつかない足取りでがんばっている姿がけなげ。でも、たまに親が近くにくると大声で鳴いて餌ねだり。
それで居場所がすぐにわかってしまうのだった。
声だけで姿を見つけられなかったカジカガエル。最終日にやっと見つけられた。一度見つけると続々と。
動きが早すぎて撮れず、しかたなくつかまえてしまったオレンジメタリックの小さなクモ。
アリのようにせかせかと歩き続ける。動きや体形はハエトリ系のようだが、こんな色のいる??
ほかにもヤサアリグモが体によじ登ってきた。
渓谷沿いの林道(舗装された立派な道路だけど)のせいか、ホオジロがいなくてノジコばっかり。
鳥の種類はごく少なかったけれど、毎日オオルリとノジコのさえずりに包まれていた。
大きくて美しくて、思わず見とれたクモ。スジブトグモかなと思ったけれど、大きいし白斑がないので、イオウイロハシリグモのスジブト系というタイプだろうか?
漫画みたいな顔のマイマイガの幼虫。
枝になりきっているシャクトリ君。
適当な池がないのか、もう代々こういう産卵方法になってしまっているのか、モリアオガエルが道路脇から水がしみでたちょっとした水溜りに平気で産卵している。しかし、ここはひどすぎるので道路反対側の水深が1cm以上ある水溜り(やはり道路だけど)に移動させた。
こんな感じで道路脇の水路からあふれた水が道路にたまり、そこが全部オタマジャクシだらけなのだった。
クロハネシロヒゲナガ?見たまんまの名前(笑)長い長い白いヒゲが不思議な虫。
葉っぱにぴたりと張り付いているアオカメノコハムシですが・・・
つい裏側が見たくなるというもので・・・
まだあどけなさが残り、死んでいるけれどかわいいハクビシンの子ども。
月曜の早朝の移動時にはキツネ、水曜の朝は子ダヌキ、金曜朝にハクビシン・・・
交通量の少ない山間地の道路はけっこうみんなスピードを出しているので、よく動物がひかれている。
この時期は特に今年生まれた子が目立ちます。
冬と違って食べ物には不自由しない季節だけれど、まだ学習も経験も足りない、親と比べて敏捷性も劣る子どもたちがさまざなま事態を潜り抜けて生き残るのは大変なことだなぁ。
地上では地味ですが、水中では銀の衣を纏ってますね。
実家に巣+雛が持ち込まれて育てていました、が、栄養不足で全滅。
雛は巣立つとついて回りますもんね。
モリアオは産卵期ですね。
5月の中頃愛知のやつも見に行ったけどまだでした。
そろそろまた行ってこないと。
豪雪地でも6月中旬頃ですよ。
鳥の子育てはまず人間がするのは難しいでね。
一日に何十回も餌やりするのはまずできませんし、適した餌を確保するのも難しいですね。
産卵地点で声はすれども泡巣は見えず・・・
だったんで、これからかと。
あ、行ってきたのは先週でしたわ。
コルリも持ち込まれて、生アジと練り餌食べさせて
なんとか1羽だけ残ったのですが、
やつも人について歩いていたので、
おいらがうっかり踏ん・・・
虎馬です。