会津駒でぷち山小屋サミット?
2011年 10月 29日
朝5時に山形を出て喜多方で7時に合流。桧枝岐へ。天気ばっちりです。
ブナやミズナラはほとんど落葉して森はすかすかしているが、カエデ類は葉が残り、鮮やか。
月山や朝日は雪と強風で飛ばされたりちりちりになってしまったが、こちらはあまり影響がなか
ったのかな。
水曜は月山、鳥海など山形の高い山はのきなみ積雪したが、こちらも!水場から上は雪が
積もっておりました。わーい!と喜ぶのもつかの間。新雪ならよいけれど、一度とけかけた
のが再凍結しているので滑るよ!白く積もっているところはよいが、雪のない木道はかなり
でんじゃらすだった。
日陰の危険地帯を慎重に抜けると、駒の小屋が見えてきた。
かわいい看板がお出迎え。
とりあえず荷物を置いて、付近を散策・・・だけのつもりだったが。
翌朝はもっと凍って危険だろうからと、そのまま山頂に行くことに。疲れたから明日にしようと
言っていたTさん、すみません。危なくなければ翌日に山頂からさらに先の中門岳まで行こう
という計画であったが、なにしろ木道が滑って恐ろしいので、山頂までだけにし、翌朝はゆっくり
氷が解けてから出発にしようと変更。
夕方になると小屋中にランプが点灯されます。
自炊室には石油ストーブがあり、さらに各人の炊事のコンロの熱で暖かい。
単独男性が一人、明るいうちに食事済ませて早々に就寝。他には若い男女が二組だけ。
そしたら一組は鏡平山荘と尾瀬のロッジで働く方たち!もう一組の方たちの男性は葛西の
鳥類園で働く方!そしてこちらは飯豊と朝日の避難小屋の管理人。
なんだか「ぷち山小屋サミット」みたい?
わきあいあいの夕食後、楽しい宴会に。こちらは二人とも酒が飲めないので、駒の小屋の
管理人さんがミルクティーをご馳走してくれました。しかし、その後ものすごく体にいいから
と、まむし酒が出され、興味本位で一口味見することに。臭い!辛い!これは冬虫夏草酒
より強烈だ。うへー。
山小屋なので8時消灯。この小屋は食事は出ないけれど、お布団はあります。しかし、冷えた
足がなかなか暖まらず深夜まで眠れなかった。ペットボトル湯たんぽ作ればよかった・・・
天気よいのが確実だったので、翌朝は5時半に起きて、そろーりと外へ。
他の人に迷惑にならぬよう静かに静かに出てきたのに、玄関でガラス越しに外が見えた瞬間
うわおっ!と思わず叫んでしまった(笑)
小屋の西側は樹林で夕日は見られなかったが、朝は小屋の前が絶景だよ!
うっすらと富士山が見えてます。
燧ケ岳がかっこいい。昔二回登ったっけ。至仏は登らないまま尾瀬からすっかり足が遠のいて
しまった。(月山にばかり行くようになったから)
ゆっくりと朝の光を堪能してから朝食。昨日からTさんにいろいろご馳走になってばかり。
本当にありがとうございました。間髪いれずに差し出されるので自分の食料が減らない(笑)
8時過ぎ、そろそろだいぶ氷がゆるんだのではと出発。まだまだ木道はでんじゃらすだったが、
展望地を過ぎればもう凍結はなくなり、今度は落ち葉スリップ注意に。
中門岳に行かないことにしたので、10時半頃に下山でき、時間に余裕。桧枝岐で温泉に入り、
新そば食べて喜多方へ。途中Tさんと運転を変わり、久しぶりに自分のじゃない車を運転。
喜多方で自分の車に乗り換え、渋滞もなく、山形に思ったより早く着けた。
誰もいない山も好きだけれど、山小屋での出会いもまた魅力。今回はいい人にたくさん会えて
楽しい二日間だった。
桧枝岐にはあちこちに土石流の爪あとと洪水による破壊が見られた。
ここら一帯は楽しいところだらけですが、会津駒に泊まるとこういうのが見られるんですねー。
来年は久しぶりに燧でもと思っていますよ。
ました、天気に遊ばれましたが 三度目すばらしい稜線歩きができ 最高の山歩きに恵まれました、小屋の主人はピンチヒッタ -の 男性で、お世話になりました 来年お願い致します、駒の小屋さんに聞きました。
お布団があるのに3000円で泊まれる素敵な山小屋。売店に超うるとらかわいい小物がありましたよー。
平日というのも贅沢ですが、なにより「天気のいい日を選べる」というのが贅沢です。
以東はガスがかかりやすくて、特に7月はなかなか晴れないんですよ。でも三度めの正直で最高の山歩きができてよかったですね。
盆や彼岸は実家にいないといけないため、秋の連休は山にあがれないのでした。そもそもが避難小屋で本来無人のため、管理人といいつつも以東小屋にいる日数はあまりないのですが、自分がいるときにいらしてくだされば嬉しいです。