突然の訪問者・キビタキ(メス)
2011年 09月 26日
今朝、ベランダで小さな衝突音が聞こえてふと見ると、チョウゲンボウが反転して飛び去る
ところだった。さらに視界の下の方になにか小さいものが落ちるのが見えた。
急ぎベランダに出てみると、今年生まれと思われるキビタキのメスがうずくまっていた。
そっと捕まえてみると、少し暴れるが目がまわっている感じ。衝突音がしていたので、逃げる
のに必死で一度ガラスに衝突して跳ね返って落ちたのだろう。軽い脳震盪ならじきに元気に
なるかなと、一度はそのまま下に置いたが、まだ寒くてそのままでは弱りそうなので、濡れ
タオルをレンジでチンして袋に入れ、小箱に敷いてキビタキを入れて上からタオルをかけて
やった。
しばらくして一度様子を見たら、だいぶしゃんとしてきていたので、もうちょっとしたら近くの公園
に放しに行こうかなと思っていたのだが、着替えたりなんだりしていたら、いつの間にかいなく
なっていた。元気になってタオルの隙間から飛び立っていったのだろう。
元気になってよかった、よかった。
最近は朝晩の冷え込みが強い。あの小さな体で寒さに耐え、捕食者の攻撃をかいくぐり、
これから危険な海上を渡らなければいけない。
過酷な渡りを毎年二度もクリアしなければいけないのだ。そう思うと、渡りの時期に一羽ではぐ
れている子を見ると、毎度泣きそうになる。
チョウゲンボウは朝ごはんを逃したわけですが、キビタキが助かってつい喜んでしまいました。
今年の夏は暑かったですねぇ。おかげで月山の雪渓もだいぶちびていました。まぁここまでくれば、新雪積もるまでもちこたえると思いますが。