やまがた野鳥図鑑のご紹介
2011年 02月 10日
山形新聞に09年5月から翌年5月まで連載された野鳥コラムが本になりました。
「ける」と一言書かれて届きました(笑)
はいはい、ちゃんと宣伝しますよー。
まだじっくりと全部見たわけではありませんが、元が連載コラムですので、一般の図鑑とは
ちょっと趣が異なります。でも、鳴き声が特徴をとらえており、見られる時期や状態が具体的だ
ったり、いろいろな薀蓄もあったりで、なんとなく探鳥会に参加して詳しい人に教わっている感じ。
(しかも、たまにだじゃれが入る)B5判とけっこう大きいので野外に持ち歩く用ではないですね。
独学で鳥を始めたけれどなかなか覚えられないなあとか、これから鳥を覚えたい方が、野外での
識別用のハンディ図鑑と併用するのによいかと思います。最初のうちは見たり聞いたりした鳥が
なかなか判別できなくてもやもやすることも多いですが、この本を家でコラムとして楽しみつつ
自然に鳴き声や棲息環境、見られる時期を頭に入れていくと、実践で役に立ちますね。
けっこういい識別のヒントがあちこちに見受けられます。
慣れない人はついつい見た目だけで判断しようとしがちですが、どういう環境にいたのかとか、
一羽でいたのか、群れていたのかも重要な要素。そのあたりもわかりやすく書いてあります。
ほめすぎ?(笑)
鳥を始めたころは、なにしろ見る鳥がおおかた初めて。次はどの鳥に会えるかなぁ、あの鳥に
会いたいなぁと図鑑を眺めては妄想するのも楽しいものです。
絵の図鑑と写真の図鑑と両方あるとそれぞれに長所があってよいですよ。
だれか詳しい人といっしょにフィールドに出るのが一番覚えやすいので、野鳥の会の探鳥会に
出るのもオススメです。
どんなところに行けばいいのか、道具はどういうのがいいのか、識別のポイントはなにか。
いろいろ教えてもらえます。
「やまがた野鳥図鑑」は山形新聞社または野鳥の会山形県支部から購入できますが、送料が
かかります。一般書店でも取り扱うと書いてありましたので、もよりの書店で(並んでなければ
取り寄せて)購入すれば送料なしで入手できると思います。(定価2300円)
学生のころ、学割使ってその高額な図鑑を買ったのですが、鳥からな
んとなく足が遠のいたころ、手放してしまいました。もう二度と買えない
ので、今は惜しいことをしたなぁと思います。写真はあまりよくなかった
ですが、巣や卵のことまで細かく書いてあり、鳥の各部のサイズも書い
てあったりで死体拾ったときとか、卵の入った巣を見たときなど、あの
図鑑があれば・・・と思うことがあります。
でも、あの分厚い図鑑には、鳥屋がよく使う略称なんて載ってませんか
らねぇ。
たまに友人に「なんで、ただの〇〇って言うの?ただってどういうこと?」
と聞かれます。まぁ、普通のと言ってもいいのでしょうが・・・
こういうのは虫屋さんとかにもあるのでしょうか?
虫の場合は、”ただ”ではなく”なみ”とつけるかな・・・。どっちも使うげんどな~~
しからば魚屋は?ってか「魚屋」というのが既になんか変か?
サル屋の○さんの口癖は「(発信機などの位置特定や社会構造の観察が)クマ屋は雑だからなー」といいます.確かにそう思います…
人をさしているわけではないのか?(笑)
鳥や植物、虫でも広く浅くの人もいれば、狭く深くの人もいるわけで。
蝶屋とかトンボ屋とか聞くなぁ。
そういえばこの図鑑では、鳥屋がよく使う略称や通称が紹介されている
ところがおもしろい。「イカルチドリ→イカチ」とか「ミソサザイ→みそっち
ょ」とか。
航路なんかだと「トウゾク出ないかなぁ」なんて物騒なことを言ってたり
してね。「トウゾクカモメ」のことなんですが。
サル屋は個体識別までしているので,サル屋にしてみれば,対象動物の習性なので仕方ないのですが,クマ屋は雑に見えるようです.まーそう言われれば(見れないので)そのとおりですね.
ね。
同じクマでも住む環境が違えば、目視はサルより簡単になるし。(北米
の開けた環境とか)
ところでスコップに青春かけてみない?