天狗山
2011年 01月 25日
登山口の看板は雪の看板に埋もれ。
鳥居もくぐるという感じではないくらい埋もれております。
こじんまりした熊野神社にお参りしてから登ります。登山口から山頂までは標高差役200m
と、時間が半端なときにも気軽に楽しめる山のようです。
道中、登山口のすぐ近くにお住まいのSさんから、地元に伝わる伝説や、子どものころの
遊びのことや、いろいろな話をうかがえたのがとてもよかった。
イラガの繭。おいらはイラガは全ステージで毒があるのかと思っていたが、どうやら幼虫の
時だけみたいですね。Hさんから「子どものころ、この繭を指の間にはさんで、羽化した時の
穴をぴーぴー吹いて遊んだ」と聞いた。
雪の上にはアカネズミと思われる足跡やテン、ウサギの足跡。
天狗山のホットスポット?数箇所、雪がとけている謎の空間がある。手をさしこむと、心なし
暖かいような気がするが、実際どうなんだろう??なぜ、局所的に雪がとけているのだろう?
さらなる不思議。立派なマツの太枝からにょきっとタラノキが生えております。Kさんの娘さん
がこの木に登ろうとして、発見したという。さすがしょっちゅう山で遊んだり、自然観察に同行
しているだけに、観察力が鋭い!
雪がふりしきっていても、時おり薄日が差して美しい。
山頂についてしばらくはなにも見えなかったが、この地で育ったSさん、Kさんらの話を聞いて
いるうちに次第に晴れてきて、景色が見えてきた。晴れていれば月山や葉山の眺めも素晴らし
いそうな。
標高が低いので、ちびうさはちょっとの待ち時間にささっと作れます。
下りは、のんびり話しながら歩く人、走り下る人、それぞれに楽しみながら。
春には花もたくさん咲いてきれいなのだとか。いろいろな季節の顔を見に行かねば。
そういえば、山頂でのんびり話しているときに、鳥の群が飛んできてスギの木に止まったが、
双眼鏡でチェックしたら、なんとイスカだった。距離があり、小さい双眼鏡だったので、あまり
よくは見えなかったが、赤黒いオスと緑っぽいメスが混じった10羽ほどの小さな群。一羽、
白い翼帯が見えたのでナキイスカも混じっていたか。もっと近くで見たかったなぁ。