飛島(10/16-17)
2010年 10月 19日
飛島の出来事は、携帯から写真を何枚かアップしただけになってましたな・・・
帰宅して落ち着いたので、もう少し書いてみましょう。
連休は観光客、釣り人、鳥屋で大賑わいだったようですが、通常の週末で静かな飛島。すれ違う
観光客も鳥屋さんも少ない。畑で小鳥を狙うネコの方が多いかも?(写真のネコはのんびりして
いますが、野性味みなぎらせてじりじりと獲物に忍び寄る姿もよく見かけます)
いっぱいいたのに、いまいち暗かったり、動きが早かったりでうまく撮れなかったミヤマホオジロ
さんメス。オスはもっと鮮やかな黄色です。
宿を出たとたんから島中どこでも見られたマヒワっち。毎冬月山の森でも見られるけれど、足元
すぐ近くで見られるのは渡りの時ならでは。
思い切り枝かぶりですが、でこちんなのがよくわかるかと・・・ミヤマガラス。
いつものブナ林と趣の違うタブの木やクロマツの多い飛島の森。県内だけれど異郷の趣きなのです。
最近は無料のレンタル自転車で効率よくまわる人もいるけれど、おいらはぶらぶらと歩くのが好きだ。
一人で静かに歩いていると、食べるのに夢中になっている小鳥たちが直前まで藪にいて、足元から
うわっと飛び立ったりしてびっくりする。「おととっ、ごめんよ」と見送る。てんてこてんてこと、数メートル
の距離を保って道路の先へ先へとしか進まない鳥は、ゆっくりと後ろをついてゆく。じっとしているときに
ひょいとすぐ近くに出てきて、一瞬間があってから人間の存在に気づいて、やおら驚く瞬間がかわいい。
あまり鳥に変化はなく(着いたときよりやや減少。一日目夕方にアオジがやや増えた?)、全体には少な
いなぁという感じ。いつもなら嫌になるほどいるアオジが少ないのが寂しい。メジロもいつもほどいない。
いわゆる珍鳥というものはほとんどいなくて、ムギマキ若が出たようだがおいらは見逃した。
二日目は風も強く、いつもよく歩く林道は藪と泥で歩ける状態ではなく、つらっと一回りした後は、船の
時間まで昔からなじみのカメラマンさんとあまり期待せずにチョウセンメジロが出たという柿の木のとこ
ろでのーんびり。
マヒワのつぎに多かったジョウビタキさん。メジロが来なくてカメラほっぽっておいらとカメラマンさんが
のんきに話していると、カメラに止ってポーズ。この後レンズに止ろうとしてつるんつるん滑って笑いま
した。
明るくて近かったので、おいらのコンデジでも珍しくばっちり撮れました。ノートリです。
この後、チョウセンメジロさん現れ、島を離れる前にちょっと盛り上がりました。昔みたいに珍しい鳥が
見たいとか、他の人が見て自分が見ていないと悔しいとかいう気持ちはないのだけれど、初めて見る
鳥との出会いはやっぱり嬉しいわけで。