久しぶりにパトロール
2010年 08月 22日
森がおろそかになっておりました。
たまにパトロールしとかないとね(マーキングはしませんけど)
しょっぱなから怪獣みたいな奴の写真ですみません。ブナの森を茶色にしている犯人、
ウエツキブナハムシです。7月下旬からの成虫大拡散飛翔が終わったと思ったら、幼虫
が大量に出回り、足元にも葉っぱにも幹にもうじゃうじゃ。
これだけ大量にいると、そのフンも恐るべき量になり、葉っぱという葉っぱに茶色の
フンが堆積。風が吹くとそれが宙に舞うので、頭からフンかぶり・・・この時期は
帽子必須です。
リュウキンカ沼・・・もう草ぼうぼうです。写真には写ってませんが、かろうじて水路
は開いています。
もっと枯れているかと思ったら、意外と水量がありました。
いつもの場所にジャコウソウ。図鑑にいいにおいがすると書いてありますが、特に匂い
はしません。(花も香らない。葉をもんでもにおわない。)
お気に入りの春木戸の階段に腰掛け、しばしまったりー。がさがさ、ばたたっと、
わずか50センチくらいのところに鳥が来たかと思ったら、こちらに気づいて逃げていき、
なんだか確認できず。一声鳴いてくれればよいのに。
サメビタキ。移動の途中か?しばらく観察できたけれど、ピンポケ写真しか撮れず。
大門海から周海沼、ブナ林広場へ。第二ブナ林広場にも行ってみた。
シロバナカゴメヅル??
湧水付近はヤマブドウやアケビがけっこう大きくなっていた。宙に浮く幼虫さんも。
ハコネサンショウウオの子ども。成体は丸顔で目が飛び出ているのに、幼生のときは
なんでこんなに顔が四角なんだろう?
クロサンの池も双眼鏡でよく見ると、クロサンショウウオの幼生が見られる。モリアオ
ガエルの巨大オタマも後足が生え始めていた。丸いのはまだまだで、足が生えているの
はちょっと体が四角っぽくなっている。だんだんカエルっぽくなっていくのだ。
湿地の奥の方にウメバチソウ。720mmでやっとこれしか撮れない。もっと近くにも
咲いてくれるとよいのに。森林限界より上で見るウメバチソウより大型で雰囲気が
違う。
見た目涼やかだけれど、ドクゼリの毒はかなり強いらしい。
オタカラコウは1mを越し、シシウドは3mにも育ち、夏の森は力に満ちているが、
もう秋が始まっているのも確か。