タゴガエル産卵
2010年 06月 26日
先週は集結はしていたものの、まだ卵がなかった。そしてクロユリが咲いた今週、狙い通り
産卵最盛期のタゴガエル集会に突入。
先行集団の生んだ卵はもう発生が進んでいますね。しかし、この卵の大きいこと!カエルの
サイズの割りにずいぶん大きいのがわかりますか?この特大サイズの卵でオタマジャクシは
卵の外に出ることなくカエルまで卵黄の栄養だけで育つのです。
水温の低い伏流水に産卵するから、孵化しても餌がないのでしょうね。
順番が逆になりますが(金姥から下りの場合、装束場の方が先で、タゴ産卵場所は少し下)
先週半分雪に埋もれていた装束場の小さい池は雪もなくなり、モリアオも産卵済み。
ここのモリアオは黒っぽい個体もいて、低い位置にも産卵するし、虹彩の色が黄色っぽい
気もして、ひょっとしてシュレーゲルアオガエル?とも思ったりしたが、大きさと鳴き声
はモリアオだなぁ。虹彩の色は光の当たり方にもよるかも。つかまえて見ればよかったな。
(カエルは迷惑だけど)
水の透明度が低く、表面に浮遊物もあって、きれいに撮れなかったが、クロサンショウウオ
の雌雄。メスは少し細身で産卵前のため、お腹だけ膨れている。
オスはずどーんと頭の幅がそのままボディラインに。
ときどき呼吸のために水面に出てきて、ぱくっと口を開けて息継ぎして反転してまた底の方
に戻るのだが、浮上してくるときに肩をいからせた形で尾だけで推進、水面に出てくるとき
の正面顔がかわいくて、しばらく見ていた。(動きが早くて写真は撮れず)
これまた順不動で山頂にいたシギゾウムシの仲間。こんな雪渓の上に来ちゃってどうするの?
必要に応じたデザインなのでしょうが、おもしろい形です。長い口吻入れても1センチくらい
のちびすけさん。
先週はおもしろい場面がたくさんあったのに、新しいカメラの動画スイッチがどれかわから
ず、小さくしか撮れなかったのだが、説明書読んだので、今回はばっちり。
タゴガエルをもう一度撮りました。マクロ遊びの次は動画で遊べそう・・・
動画 ↓
http://www.youtube.com/user/akanezumi1984#p/a
卵狙う外敵が居ないのかな?
食べたく無いし、無理ですが!
カエルの卵ってジュンサイぽくて、美味しそうな雰囲気有ると思うのですが。
すみません、ちょっと訂正です。卵から出ないわけではないようです。ただ、オタマジャクシ時代に卵黄の栄養だけで育つと。
以前、クロユリ見た帰りにいっしょに下山した月山馬鹿殿様がこの卵を見て一言「これは食えるのか?」と・・・
確かに食感はよさそうですが、生臭みはないのか?試したことはありません(笑)
先週カエルの下半身だけ死体が2つありました。なにに捕食されたのか、卵やオタマは捕食されないのか?謎です。
標高1300m近いところでイモリは見かけません。以前ハコネサンショウウオは逆にカエル団子の串にされて絶命していました。