2010初山なのに
2010年 01月 08日
冬型の気圧配置緩むから、山に行こうかなと昨日考えたのに、二度寝して
しまった。8時過ぎに起きて、どんより暗い空にテンション上がらず、どうせ
山はガスで真っ白かな。腿ラッセルじゃ単独ではたいして歩けないなぁ、な
どと考えて、のんびり朝食。天気予報見ても終日曇りだし、博物園周辺で
少し写真撮れればよいや・・・と、かなりのんびりとお茶まで飲む始末。
しかし、朝一、エラーで確認できなかった志津ライブカメラ(最近エラーが
多いのはなぜ?)を再度訪ねてみたら、「えっ、これいつの映像??」な
真っ青な空と真っ白な姥が!
うそっ、なにこれ?ががーん!下界はどんより雲っているのに、山だけ晴れ
てるーっ!!
慌てて出かけましたが、志津に着いたらもう11時半。遅すぎー。
行こうと決めたら、天気に関わらず、朝はちゃっちゃと出かけるべき!と
昨年も何度思ったことか。新年早々もったいないことしました。
まだ晴れていてくれてよかったけど・・・時間はあまりないっす。
博物園管理車道入口はこんな状態でした。姥沢目指す人はここから上陸?
してしばし車道を行き、電柱下を登る人が多いですが、壁になってます。
スノーシューの上に見える竹ざおは、積雪チェック用で1mごとに印がついて
ます。現在およそ2mか。
博物園前は、風の通り道のため、吹き飛ばされて壁低めですが、それでも
そのままでは足をかけても全部崩れるだけなので、まず両手で雪を掻き落
とし、高さを半減させ、かつ足元に落ちた雪を踏み固めて土台に。
その上に膝でのしてステップ作ってから上陸。上がってしまったら拍子抜け
のふくらはぎラッセル。腿ラッセルかと思っていたが、風強いけどそれほど
積もらなかった?
博物園付近は沢が埋まり、渡れるようになりました。
博物園裏手付近から石跳沢渡って、下皮松谷地へ向かう。
ヤマネコヤナギがもう皮を脱ぎ捨て、毛皮になってました。
熊棚だらけだった昨シーズンと違い、今季はほとんどないなぁと思ったが、
これは新作でした。あまり枝が折られていないところを見ると、やはり実の
なり方がイマイチだったのであろうか。
ブナたちが白い襟をまとっておりました。
下皮松谷地に着くと、謎の足跡が縦横無尽!なんだこりゃ?
発情期のウサギが狂ったように走り回った跡は毎年見るけれど、こんなのは
初めて。まるでレース模様のように細かく走り回っています。
小さすぎるのと、雪が柔らかいのとで、足の形まではわからないが、アカネズ
ミにしては大きすぎる。
フンも大きいし、ネズミっぽくない。
カワネズミ??(カワネズミはネズミではなく、モグラの仲間)しかし、カワネズ
ミのフンは見たことがないからわからない・・・
晴れるといっぱい出てくるから、ユキムシ(セッケイカワゲラの仲間)を食って
いたのかも?
さて、謎は謎のままさておいて、今日のお仕事。風で圧雪されたか、思った
より沈まなくて歩きやすかったのだが、雪質は乾燥しており、くっつきまへん。
さらさらと崩れてなかなか形にならないので、雪だるまの形にするのは断念。
ソリで雪を盛り上げ、かろうじて丸い耳だけ固め(ウサギ耳は無理だった)、
なんとなく白熊だるま?
下皮松谷地からリュウキンカ沼を通り、尻裂け尾根(と勝手に呼んでる)か
ら博物園に下った。
初歩きは3時間ちょっと。せっかくの晴天なのに、出足が遅すぎたのが残念
だが、短時間でもすばらしい天気の中歩けたのは幸せだ。
貧乏だけど、今は時間がかなり自由に使えるのが気に入っている。
勤め人のころ、ある年は週末必ず吹雪で、毎度ホワイトアウトで恐ろしい思い
して山に通ったよなぁ・・・と青空を見て思い出すのだった。
原生林だけでなく、リュウキンカ、皮松谷地、ぶし沼方面へ行きやすくなり
ましたよ。
工事のために志津から博物園前まで除雪してあるのは、スキーの人に
はあまりありがたくないかもしれませんが、行きは博物園までの時間が
短縮できています。
ついつい夜更かししてしまうのと、低血圧なのとで朝は弱いです。
せっかく起きても、ぐだぐだしていて時間だけが過ぎたり・・・
だったら寝ておけば、みたいなこともよくありまして。
さて、今年は定点雪だるまどうするのか、会長、会員と相談しなくては(笑)