リハビリ

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不幸が続いたり、長めの出稼ぎがあったりで、月山依存症だというのに、
ちっとも月山を歩けない日々であった。
依存症だからとて、手が震えるだの、幻覚、幻聴にみまわれるわけでは
ないが、心身ともに静かに弱っていく。元気なふりしていても、気力、体力
は減退する一方。せめて体力落とさぬように走るとか、筋トレでもすれば
よいのに、と思わないでもなかったが、そういう気力が出なかった。
忌も明けたし、月山馬鹿殿様から「なぜ山に来ない!」とお叱りのメールは
くるし、なにより自分が求めるし、リハビリに出動。
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まだまだ残雪豊富ではありますが、どんどん沢が開き、薮が立ち、寝ていた
木が起き上がる。
6月は花チェックで毎週稜線まで上がらねばならない。姥沢からリフトで
行けば楽なのだが、まだ駐車料金千円かかるし、どのみち今日は天気悪
い。山頂付近はまだ花も早いからそこまで行く必要ないので、博物園から
装束場コースで登ることにした。ちょうど姥沢から山頂に向かった知人から
連絡があったので、帰りは同じ道を下らずに、姥沢に出て知人に博物園ま
で送ってもらうことにした。
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久々のおらいの山を、一人で静かに味わいつつ、おいらがスタート時
既に山頂にいた知人をあまり待たせては申し訳ないかと、休憩取らず
に歩いていたが、イヌワシのお出ましとあれば足を止めずにはおられぬ。
ブッシュの上をゆっくりとすれすれに飛び、丹念に餌を捜していた。
彼(たぶん)は、単に餌を探して飛んでいただけで、たまたまその時間、その
場所においらが通りかかっただけのことだが、久しぶりの月山でのこの
出会いは、本当に嬉しいものだ。
(イヌワシは行動範囲がとても広いので、これを見て月山に行けば見られる
と思わないように。年に数十回歩いていても、たまにしか見られませんから)
石を伝って沢を渡っていると、いきなり耳をつんざく大音響にこけそうに!
ちびっこのくせに、ミソサザイの声量はとんでもないので、あまり近くで
鳴かれると大変。頭上1.5mのさえずりは凶器であった。
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いつもの場所のエゾノリュウキンカ。なかなかごっついです。
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装束場の少し下あたりは、例年より雪が少なく、花が早い。
いつもなら稜線が咲きに割いて、こちらは7月になってからいろいろ咲くと
いう印象なのだが、既にいろいろ咲き乱れていた。
んが・・・ガスと風でピントが合っていないのが多々あり、使えない写真が
多くて残念。
ちなみに写真の花は、上段左からマイヅルソウ、ショウジョウバカマ、コミ
ヤマカタバミ、下段左からコシジオウレン(ミツバノバイカオウレン)、ヒメ
イチゲ、ハクサンイチゲ。
他にもオウレン、ミツバオウレン、ミヤマキンバイ、イワナシ。
ヒナザクラとチングルマはほんの少し咲き始めたところ。
あと一週間したら、ぐっと賑やかになることでしょう。
と、花の確認できたのはよいが、稜線は強風とガス。ホワイトアウトである。
姥ヶ岳には誰もいません。リフトの上駅など見えるわけもなく、音も全く聞
こえない。なにも見えない中、急斜面を慎重に下ったが、そろそろリフトの
気配を感じてもいいはずなのに、なんも見えない、聞こえない。
んー、ちと東にずれたか?
少し登り返し、西よりに軌道修正したら、まもなくスキーヤーの気配察知。
夏道出てないときのホワイトアウトは、ちと怖いです。
山開き前で、まだロープも張られてないので、ガスのときは無理しちゃいけ
ませんね。
ゲレンデ沢コースは、いつもなら超高速爽快尻滑りでノンストップで下駅に
下るのだが、あまりの視界の悪さにやめました。
筋力落ちてるから、普通に歩いて下ればよいものを・・・ついつい走ってしま
い、あっという間に下駅に着いたはいいが、膝が痛苦しい。
でも楽しかったからいいかっ。
by akanezumi1984 | 2009-06-05 23:28 | おらいの山 | Comments(0)

気がつくといつもここにいる・月山依存症末期患者の日記


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