癒し効果
2009年 03月 08日
おらいの山で、一人好き勝手に歩くのが一番。
この時期の日曜で好天となれば、スキーヤーが多いので、わざとゆっくり出動。
帰ってくる人たちと入れ違いに山に入った。
スキーヤーの来ない皮松谷地方面へ向かうと、NC裏から下皮松に行く
いつものあたりで、ありゃ?例年雪庇がつかない位置までずらーと
雪庇が続いてる。でも、胸くらいの高さで張り出しもたいしたことないので、
両手で雪を掻き落として足元に固め、膝で乗っかり、無理やりクリア。
もうみんな下ってしまったのか、こちらから見えない斜面で滑っているのか、
湯殿にも姥にもスキーヤー見当たらず。
焼山尾根からブシ沼まわってもいいなぁと思いながら、皮松谷地に出ると、
水路にたれさがる雪がきれいだなーと見ていたら、生クリームのケーキが
食べたくなった。当然持っていないので、しかたなくリンゴなどかじって、
焼山尾根に行こうかなーと歩き出したら・・・
雪原に不自然な雪の塊・・・こ、これはもしや、先月おじょと久しぶりの二馬鹿
力で作った、あの子?
近づいてよく見ると、やはり。頭がずり落ちてますが、雪だるまでした。
金曜の雨にも耐え、よく残っていたことよ。先に進むのは止め、補修に
突入。ずり落ちた頭をのっけ、新雪をはりつけて太らせ、ちょっと幅広の
雪だるまを、そんな体型だった兄貴の鎮魂雪だるまに。
紅茶とチョコレートをあげ、合掌。線香はないけど、これが山流の供養。
リュウキンカから急斜面を尻滑りで下り、まだ時間があるので、対岸の
急斜面を登り上げて周海沼に出て、紅茶飲んでると、弟分はNC前で休憩
していると。なんだほんとにすぐ近くだなーと、腰を上げて合流。
奴は弓張から歩いて姥ヶ岳に行き、楽しくて三回も登り返して滑っていたら、
さすがに足に来たというので、志津から弓張まで車で送ってやった。
また志津に戻り、雪旅籠の補修や点灯の準備をちょっとだけ手伝い、
灯りが灯るのを待った・・・
補修をしているあいだも「あかねずみさーん、ちょっと来て」と、清水屋
ちびっこからの誘いが絶えず、遊びながら。先週末のを写真で見ていた
ので、雨で溶けてしまったちび雪だるまたちをちびっこもまきこんで復活
させた。
だんだん暗くなってきて、手分けして火を入れていくと・・・
ろうそくの灯りというのは、暖かい色で癒される。
アイスバーの蒼い空間に、おととしのアラスカの氷河の洞窟を思い出した。
山を一人で歩くだけでも癒し効果大だが、ちびっこに手を引かれて遊びに
誘われるのも、心がとっても癒される。ろうそくの暖かくてちろちろ揺れる
灯りもそうだ。
一日で三つの異なる癒し効果を体験。
次はスキー場オープン?・・・まだ雪旅籠の残務整理中です。
うちらの中では雪旅籠終わってません状態です(笑)
本当にお疲れ様でした。でも、まだ終わってないんですね(笑)
掘り方から参加のつもりだったのですが、結局お手伝いできませんで・・・
最終日に見に行くことができただけでも嬉しかったですけど。
少人数でも、志津のみなさんの結束力、行動力は抜群ですね。
機動力にものを言わせた大きな雪祭りとは違った魅力のある雪旅籠。
よそのスキー場がクローズになる頃オープンの月山スキー場。
Only oneが大事です。